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【通貨】NY為替:英国のEU離脱を巡る情勢は一段と不透明

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円63銭から108円44銭まで下落して108円48銭で引けた。米中貿易交渉の進展や良好な米企業決算を好感しリスク選好のドル買い・円売り優勢で始まった。その後、ジョンソン首相の離脱案を巡る英議会の一連の採決結果を受けて、離脱の行方が一段と不鮮明になりリスク回避の動きが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1154ドルへ上昇後、1.1118ドルまで下落して1.1126ドルで引けた。ジョンソン首相のEU離脱協定案を巡る英議会採決の結果を受けて、上下に振れた。ユーロ・円は、121円06銭から120円58銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3000ドルまで上昇後、1.2862ドルまで下落した。英議会がジョンソン首相のEU離脱協定法案を可決したため一時ポンド買いが強まった。しかし、その直後に実施された採決で31日の離脱に間に合うように9日間で審議を終え法に制定するEU離脱協定法案の審議加速動議が否決されたため離脱の行方に一段と不透明感がひろがったほか、合意ない離脱の可能性も再燃しポンド売りが加速。ドル・スイスは、0.9876フランから0.9897フランまで上昇した。

《FA》

 提供:フィスコ

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