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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):DWTI、ストリーム、都築電

都築電 <日足> 「株探」多機能チャートより
■DWセラピ研 <4576>  335円  +12 円 (+3.7%)  本日終値
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が反発。この日の寄り前に、同社が開発した眼科手術補助剤「DW-1002」に関して、サブライセンスアウト先のダッチ・オフサルミック・リサーチセンター・インターナショナル社(DORC)が内境界膜剥離を適応症として、カナダ保健省に対して新薬承認申請を提出したと発表しており、これが好材料視された。なお、同件によるマイルストーンの受領はなく、19年12月期業績への影響はないとしている。

■ストリーム <3071>  84円  +3 円 (+3.7%)  本日終値
 ストリーム<3071>が高い。同社はきょう、Zホールディングス<4689>傘下のヤフーが運営する新オンラインショッピングモール「PayPay モール」に、自社で運営しているインターネット通販サイト「EC カレント」及び「イーベスト」、「イーベストCD・DVD館」を出店したと発表。販路拡大による収益への寄与などが期待されているようだ。

■都築電気 <8157>  1,200円  +41 円 (+3.5%)  本日終値
 都築電気<8157>が反発。この日、麻生情報システム(福岡市早良区)と開発した「機械学習を用いた退院日予測方法及び装置」の特許を共同出願したと発表しており、これが好材料視された。同システムは、医療情報システムの持つ患者の個人データ及び診療データと、DPCデータ(患者臨床情報及び診療行為のデータ)を組み合わせ、機械学習(AI)による分析モデルを利用。これにより、入院患者の退院日をより高い精度で、環境の変化に対応しつつ予測することが可能になるという。なお、同システムは現在、麻生飯塚病院(福岡県飯塚市)で共同検証を行っているという。同時に、英アーム社(ケンブリッジ)とIoTプラットフォーム「Pelion(ぺリオン)」のデバイス管理サービスにおける国内販売パートナーシップを締結したと発表した。アーム社のソフトウェア開発ツールからクラウドサービスまで一貫したパートナーシップの締結は同社が日本初となるという。

■Lib Work <1431>  2,125円  +66 円 (+3.2%)  本日終値
 Lib Work<1431>が大幅反発。17日の取引終了後、取引先持ち株会を設立すると発表しており、取引先との関係強化につながるとの期待から買われたようだ。また、この日の前引け後、施工事例サイト「e注文住宅net」を開設すると発表したことも好材料視されている。同サイトは、デザイン・ライフスタイル・素材などを切り口に同社の多数の施工事例の写真を提供し、サイトにアクセスした顧客が「お気に入り」の写真画像を直感的にチョイスすることで、理想の住まいを創ることができるようになるという。なお、20年6月期業績への影響は軽微としている。

■佐鳥電機 <7420>  872円  +24 円 (+2.8%)  本日終値
 佐鳥電機<7420>が5日続伸と戻り足を強めてきた。きょうはマドを開けて買われ880円台まで上値を伸ばしてきた。同社は半導体製造装置用の制御機器などを扱う専門商社でルネサス製品を主力としている。ここ半導体業界の収益回復が観測されるなか、同社のような半導体商社にも物色の矛先が向いている。配当利回り4.3%強と高く、PBR0.5倍前後と解散価値の半値水準に放置されていることで指標面からの水準訂正余地も意識されている。

■ZUU <4387>  4,205円  +110 円 (+2.7%)  本日終値
 ZUU<4387>は4日続伸。17日の取引終了後、貸金業を営むCOOL SERVICES(東京都中央区)の発行済み株式のうち80%を11月15日付で取得し、COOL SERVICESとその子会社COOL(同)を子会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回の子会社化は、ZUUの強みである「金融に関する興味関心の高いユーザーの囲い込み」及び「購読履歴データを活用した潜在層の顕在層化」を生かして事業運営のノウハウを共有し、相互の顧客紹介や当社メディア・プラットフォームと連携したユーザーの獲得を図るのが狙い。取得価額は1億1850万円。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■ビケンテクノ <9791>  906円  +8 円 (+0.9%)  本日終値
 ビケンテクノ<9791>が続伸。17日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が200億円から170億円(前年同期比15.6%減)へ、営業利益が15億円から10億円(同26.5%減)へ、純利益が8億5000万円から5億9000万円(同31.9%減)へ下方修正した。ただ、上期に見込んでいた大口の販売用不動産売却が下期以降にずれ込むことが要因として、通期予想は変更しないとしていることから、ネガティブ視する動きは限定的のようだ。

■メドレックス <4586>  408円  +2 円 (+0.5%)  本日終値
 メドレックス<4586>が反発。17日の取引終了後、同社の「薬剤組成物が塗布されたマイクロニードルアレイ(微小針集合体)」に関して、米国特許商標庁から特許査定の通知があったと発表しており、これが好材料視された。同特許は、同社のマイクロニードル(微小針)技術の特徴である「確実な投与を実現する」ことに関する基本特許の一つで、薬剤組成物の硬度を制御することで薬剤の脱落を防ぎ、的確に皮膚内へ挿入する技術に関するもので、日本においても出願中という。なお、同件が19年12月期業績へ与える影響はないとしている。

■カルナバイオサイエンス <4572>  1,886円  +5 円 (+0.3%)  本日終値
 カルナバイオサイエンス<4572>が3日続伸。岩井コスモ証券は17日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2500円とした。同社はキナーゼに関する世界トップクラスの技術力を有する創薬企業。米国のギリアド・サイエンシズ社から契約一時金の約21億円を受領。20年3月期の連結営業損益は3億1300万円の黒字(前期は11億4400万円の赤字)と15年12月期以来の利益を計上する見込み。世界トップクラスのバイオ製薬企業のギリアド社への大型導出が実現するなど、同社の研究パイプラインへの評価は高まっており、長期的な成長を期待している。

■ライトオン <7445>  579円  -9 円 (-1.5%)  本日終値
 ライトオン<7445>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付で、投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を720円から670円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、競合激化のなか同社の販売は低迷が続き、一段と在庫処分を進めるなかで粗利率も低下していると指摘。会社側では20年8月期の方針として「商品見直し」「品揃え絞り込み」「取引先とのパートナーシップ強化」「コストの大幅削減」などを打ち出したが、同証券では、肝心の販売改善効果が出来るには時間がかかるとみており、20年8月期の営業利益予想を9億円から7億円へ引き下げている。

●ストップ高銘柄
 ホーブ <1382>  1,626円  +300 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
 システム・ロケーション <2480>  1,788円  +300 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 霞ヶ関キャピタル <3498>  6,370円  +1,000 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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