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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:資生堂、OLC、ストライク

資生堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ストライク <6196>  3,540円  +145 円 (+4.3%)  11:30現在
 ストライク<6196>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>などM&A関連株に投資資金が流れ込んでいる。自民党税制調査会がM&Aに対する減税を検討すると伝わったことが物色人気を後押ししている。ストライクは前日に好決算発表を受け一時ストップ高に買われる人気となったが、きょうも目先筋の利益確定売りをこなし連日の新高値。M&Aキャピも4連騰できょうは一時7000円大台を回復した。

■資生堂 <4911>  8,722円  +133 円 (+1.6%)  11:30現在
 資生堂<4911>が全般軟調相場のなか買い優勢の展開。主力輸出株に売りがかさむなか、ディフェンシブストックの切り口で投資資金が向かっている。中国の景気減速がいわれるなかも高級化粧品の需要は衰えず、19年4~6月期営業利益は300億円強と前年同期比2割以上の伸びを示している。中間期時点では小幅減益ながら、対通期進捗率は57%に達している。株式需給面では売り長で信用倍率は0.17倍、日証金では逆日歩がついており、これが株価に浮揚力を与えている。

■オリエンタルランド <4661>  16,540円  +225 円 (+1.4%)  11:30現在
 オリエンタルランド<4661>が3日ぶりに反発。1日大引け後、東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーの19年度上半期(4~9月)入園者数(速報)を発表。入園者数は前年同期比1.4%増の1573万5000人となり、過去最高を記録したことが好感された。上半期入場者数の過去最高更新は18年度に続いて2年連続となる。東京ディズニーシーにオープンした新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が好評だったことに加え、2パークで開催した春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」など、季節感あふれるスペシャルイベントも人気を集めた。

■コマツ <6301>  2,415.5円  -68 円 (-2.7%)  11:30現在
 コマツ<6301>、日立建機<6305>など建機株が軟調。前日発表された米ISM製造業景況感指数が予想以上の落ち込みとなり米景気後退に対する警戒感が高まった。米中摩擦問題の影響が出ている形で、世界経済の先行きに対する不透明感も改めて意識されている。前日の米国株市場ではキャタピラーが3%を超える下げとなっており、東京市場も世界景気敏感株の建機セクターは逆風が強い。

■ファナック <6954>  19,980円  -480 円 (-2.4%)  11:30現在
 ファナック<6954>、SMC<6273>、安川電機<6506>など設備投資関連株に安いものが目立つ。前日発表された米ISM製造業景況感指数が予想以上に悪かったことで、米景気後退への思惑が改めて意識され、米国株市場は大きく値を下げた。これは米中貿易摩擦の影響が大きいとみられ、中国を含め世界景気全体へのネガティブな思惑にもつながっている。そうしたなか、機械セクターは世界景気敏感株として売り優勢の展開を強いられている。

■国際石油開発帝石 <1605>  973.7円  -16.6 円 (-1.7%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>などが安い。世界景気が先行き減速することへの懸念を背景に、前日のWTI原油先物価格が45セント安の1バレル=53ドル62セントと6日続落。米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られており、この流れが東京市場にも波及している。原油価格と株価連動性の高い資源開発関連や石油株に売り優勢となっている。

■三菱UFJ <8306>  547円  -5.8 円 (-1.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が安い。1日の米債券市場で10年債利回りが0.029%低い1.637%に低下。9月の米ISM製造業景況感指数が47.8と市場予想(50.1)を大幅に下回り、10年ぶりの水準に落ち込んだことが警戒された。これを受け、利ザヤ縮小懸念から米市場ではバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなどの銀行株が下落。この流れが東京市場にも波及し、三菱UFJなどメガバンクが売り先行となっている。

■EAJ <6063>  1,315円  +300 円 (+29.6%) ストップ高   11:30現在
 日本エマージェンシーアシスタンス<6063>がストップ高。同社は1日、厚生労働省から「医療機関における外国人対応に資する夜間・休日ワンストップ窓口事業」の実施事業者に選定されたと発表。これが材料視されているようだ。今回受託した業務は、都道府県が独自に対応体制を準備することが難しい平日の夜間と休日の窓口業務を全国規模で担い、都道府県の窓口事業を補完するもの。同社ではこれを機に、その他各機関への外国人患者対応などのサービス事業を更に大きく展開するとしている。

■アトラ <6029>  411円  +76 円 (+22.7%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 アトラ<6029>が急騰。東京証券取引所は1日の取引終了後、同社株を東証1部から同2部へ指定替えする猶予期間から解除すると発表した。9月の時価総額が上場廃止基準に定める所要額(20億円)以上となったため。同社は8月末の時価総額が20億円未満となり、上場廃止猶予期間に入っていた。

■エーアイテイー <9381>  1,119円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 エーアイテイー<9381>がストップ高。1日取引終了後、20年2月期第2四半期(3~8月)の連結利益予想の増額修正を発表したことが好感されている。営業収益は234億円から224億5000万円(前年同期比72.7%増)に修正したものの営業利益は5億9000万円から7億6000万円(同6.6%増)、純利益は4億4000万円から6億2000万円(同17.6%増)に見直した。同社は関西地盤の国際貨物輸送企業。国内消費の伸びの弱さとアパレルを中心に国際貨物の荷動きが鈍かったことから営業収益は予想を下回ったが、利益面では輸送での仕入れコストが上昇基調にあるなか、販売価格の転嫁などに努めた。また、販売費および一般管理費の減少を進めたことも寄与した。20年2月通期業績は従来予想を据え置いたが、修正する必要が生じた場合は速やかに開示するとしている。

■シノプス <4428>  2,960円  +386 円 (+15.0%)  11:30現在
 1日に発表した「エイジスと業務提携」が買い材料。
 棚卸サービスのエイジス <4659> [JQ]と業務提携。小売業の棚卸から発注まで全てを自動化するワンストップ自動発注サービス「sinops-BPO」を提供。

■アプリックス <3727>  282円  +35 円 (+14.2%)  11:30現在
 アプリックス<3727>が急騰。一時17%強の上昇で300円台復帰を視界に入れている。同社は1日取引終了後、子会社スマートモバイルコミュニケーションズが次世代通信技術のクラウドSIMを使用する新サービス「めっちゃWiFi」の提供を開始することを発表、これを材料視する短期資金の買いを呼び込んでいる。

■サニーサイドアップ <2180>  990円  +83 円 (+9.2%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率5位
 サニーサイドアップ<2180>が急伸し、一時ストップ高まで買われた。同社はきょう、米レッドハバスと国内外での総合的マーケティング・ソリューションの提供について業務提携することで合意したと発表。これが株価を刺激したようだ。レッドハバスは、世界最大級のグローバル・コミュニケーション・グループであるハバスグループのPR・コミュニケーション部門を担当している企業。サニーサイドは業務提携により、レッドハバスのネット―ワークを通じ、米国や欧州、アジア太平洋圏の企業が日本市場に進出する際に、優先的に案件を獲得することが可能になるとしている。

■トランザス <6696>  915円  +73 円 (+8.7%)  11:30現在
 トランザス<6696>が続急伸。2日午前、凸版印刷<7911>と共同でホテル向けインフォメーションサービスの提供を開始すると発表しており、これを好材料視する買いが向かった。ホテルの客室テレビにスティック型端末を挿入するだけで、施設インフォメーションや周辺観光情報、クーポンなどの提供を可能にするサービスの販売を始める。凸版印刷の「旅道プラットフォーム」とトランザスのホテル向けコンテンツ配信システム「NGH」を連携して開発した。人手不足が深刻化するホテル業界の需要取り込みが期待される。

■サイバーステップ <3810>  1,081円  +66 円 (+6.5%)  11:30現在
 サイバーステップ<3810>が急伸。商いを膨らませ一時13%高と値を飛ばし、1100円台まで上値を伸ばした。格闘ゲームなどで強みを持つオンラインゲームの大手。クレーンゲームアプリ「トレバ」が好人気で収益押し上げ期待を担っている。20年5月期営業利益は前期比2.7倍の5億円を見込み、21年5月期も利益成長は継続する可能性が高い。ここゲーム関連株に人気化するものが相次いでおり、内容の良い同社株にも出遅れ感から物色の矛先が向いている。

●ストップ高銘柄
 FVC <8462>  642円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 UBS 先進国株 <1394>  28,570円  - 円 (-) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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