【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:KLab、エボラブルA、Jディスプレ
KLab <日足> 「株探」多機能チャートより
KLab<3656>が続急伸、年初来高値を更新している。ブシロード<7803>と共同開発したスマートフォン向けアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(「スクスタ」)が26日から正式にサービスを開始したことが好感されている。スクスタは、「最強で最高のアイドルゲーム」をコンセプトにμ’s(ミューズ)やAqours(アクア)、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーが登場する次世代リズムアクションゲーム。サービス開始を受けて、ブシロードも大幅続伸している。
■エボラブルアジア <6191> 1,940円 +13 円 (+0.7%) 11:30現在
エボラブルアジア<6191>が続伸している。26日の取引終了後に発表した8月度取扱高が、前年同月比23%増の175億69万円となったことが好感されている。同社ではプロモーション投資を促進しており、これが寄与したもよう。なお、うち一般顧客向け取扱高は同35%増だった。
■レイズネクスト <6379> 1,092円 -131 円 (-10.7%) 11:30現在 東証1部 下落率トップ
26日に業績修正を発表。「非開示だった今期経常は17%減益、未定だった配当は14円減配」が嫌気された。
レイズネクスト <6379> が9月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比17.5%減の65.5億円に減る見通しと発表した。
⇒⇒レイズネクストの詳しい業績推移表を見る
■ジャパンディスプレイ <6740> 61円 -6 円 (-9.0%) 11:30現在 東証1部 下落率2位
ジャパンディスプレイ<6740>が反落している。26日の取引終了後、同社への出資を予定していた中国ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメントから出資を見送るとの通知を受けたと発表しており、これが嫌気されている。ガバナンスに対する考え方で、重要な見解の不一致が生じたことを理由としている。
■クスリアオキ <3549> 7,550円 -640 円 (-7.8%) 11:30現在 東証1部 下落率4位
クスリのアオキホールディングス<3549>は大幅続落となっている。26日の取引終了後に発表した第1四半期(5月21日~8月20日)連結決算が、売上高722億900万円(前年同期比17.0%増)、営業利益33億8300万円(同4.0%減)、純利益25億3100万円(同1.3%増)と、営業減益だったことが嫌気されている。ドラッグストア17店舗とドラッグストア併設調剤薬局22局を新規に出店・開業させたことで売上高は2ケタ増となったが、競争激化などで原価率が上昇したほか、販管費の増加も利益圧迫した。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高3000億円(前期比19.6%増)、営業利益150億円(同6.0%増)、純利益110億円(同3.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,339円 -102 円 (-2.3%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が下値模索の展開。株式分割後の安値更新が続いている。同社率いる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が出資する米シェアオフィス大手ウィーカンパニーのIPO延期が、引き続き株価にネガティブ材料となっている。企業の信用力を取引対象とするCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)市場ではソフトバンクグループの保証料率が急上昇しており、株式市場でも同社株に対する警戒感が高まっている。売買代金は全上場企業のなかでトップとなっており、マーケットの関心の高さを映している。
■共同ピーアール <2436> 1,670円 +281 円 (+20.2%) 一時ストップ高 11:30現在
共同ピーアール<2436>が続急伸。26日の取引終了後、宇宙空間を利用した広告・広報事業やエンターテインメント事業を展開する合弁会社を設立すると発表しており、これが好感されている。新会社は、同社の社外取締役である尼崎勝司氏と投資銀行事業を行うスーツ(東京都千代田区)、及び超小型衛星の実利用に向けた技術開発・研究を行う東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀真一教授らとの共同出資で10月末に設立する予定で、共同PRは30%を出資し持ち分法適用関連会社とする。なお、業績への影響は軽微としている。
■神田通信機 <1992> 2,490円 +389 円 (+18.5%) 一時ストップ高 11:30現在
神田通信機 <1992> [JQ]が一時ストップ高。26日大引け後、10月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株主優待制度を新設すると発表したことも好感された。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のクオカードを贈呈する。20年3月末時点の対象株主から制度を開始するとしている。
■インパクト <6067> 1,920円 +274 円 (+16.7%) 11:30現在
インパクトホールディングス<6067>は急騰。26日の取引終了後、提出を延期していた19年12月期第2四半期報告書を関東財務局に提出。これを受けて東京証券取引所は27日付で同社株の監理銘柄(確認中)の指定を解除するとしており、これが好材料視されている。
■CRGホールディングス <7041> 705円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 11:30現在
CRGホールディングス<7041>がストップ高の705円に買われている。26日の取引終了後、子会社パレットを設立し、障害者雇用の創出を目的とするサテライトオフィス事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。サテライトオフィス事業は、就労意欲があるにも関わらず、障害者の一般就労の機会が少ない郊外エリアにおいて、サテライトオフィスを設置することで、障害者が働ける環境を整備し、地方において新たな雇用を創出するのが狙い。同社では、地元の福祉サービス企業との連携を図り、事業の拡大を図るとしている。
■GameWith <6552> 782円 +63 円 (+8.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率5位
GameWith<6552>が大幅反発している。26日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)単独決算は、売上高7億4800万円(前年同期比1.7%減)、営業利益1億3300万円(同45.4%減)、純利益8500万円(同49.8%減)と大幅減益となったが、25日付の日本経済新聞で、「営業利益が前年同期比でほぼ5割減の1億3000万円程度になったようだ」と報じられていただけに、悪材料出尽くし感が強まっているようだ。ゲーム攻略売り上げが苦戦したことに加えて、新規事業及び海外展開で積極的な人材採用を推進したことで、人件費に関連する費用が増加し利益を圧迫したという。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高32億1700万円(前期比2.2%増)、営業利益6億1600万円(同23.7%減)、純利益4億2000万円(同38.7%減)の従来見通しを据え置いている。また、自社初のブロックチェーンゲーム「EGGRYPTO」(エグリプト)を他社と共同開発中で、19年内にリリースを予定しているとしており、これも好材料視されているようだ。
■フジプレアム <4237> 293円 +20 円 (+7.3%) 11:30現在
フジプレアム <4237> [JQ]が高い。26日大引け後、20年3月期の連結最終利益を従来予想の2億4200万円→4億0700万円に68.2%上方修正。増益率が6.4倍→11倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。調停の申立てを受けていた営業取引に関する紛争の調停成立に伴い、解決金3億円を計上することが最終利益を押し上げる。
■ケミプロ化成 <4960> 231円 +10 円 (+4.5%) 11:30現在
ケミプロ化成<4960>が上値追い。株価は4日続伸となり、きょうの高値まで21%の上昇と動兆著しい。製紙用薬剤や電子材料などを手掛けるが、主力の紫外線吸収剤はドイツの化学品大手BASF向けが回復している。また、米アップルのiPhone新機種発売に伴い有機EL材料の需要獲得が進むとの見方も出ている。20年3月期経常利益は前期比2.5倍の2億円、年間配当は3円50銭と増配を見込んでおり、PBR0.9倍弱の時価は割安感が強い。
■セグエグループ <3968> 1,423円 +53 円 (+3.9%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
セグエグループ<3968>が4日ぶりに反発している。同社は26日、子会社のジェイズ・コミュニケーションがZenmuTech(東京都品川区)と技術提携を含む協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。ZenmuTechは、データの無意味化で情報漏洩リスクをゼロにし、従来の暗号化技術では実現できなかった高セキュリティーなソリューションを実現する「ZENMU(ゼンム)」を提供している企業。ジェイズ・コミュニケーションはこの技術を自社のプロダクトに取り込み、テレワーク時の情報漏洩対策機能の強化を図るとしている。
■オプトエレクトロニクス <6664> 699円 +21 円 (+3.1%) 11:30現在
オプトエレクトロニクス<6664>は大幅高、底練りから一気に浮上する動きをみせている。バーコードのレーザー式読み取り装置を手掛け、圧倒的な国内シェアを誇っている。26日取引終了後に発表した、19年11月期第3四半期(12~8月)決算は営業利益が前年同期比58%増の4億9600万円と急拡大、通期予想を大幅に超過した。これを手掛かり材料に買いを呼び込んでいる。
●ストップ高銘柄
アイスタディ <2345> 752円 +100 円 (+15.3%) ストップ高 11:30現在
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース