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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オンコリス、ルネサス、神戸物産

ルネサス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ピーエス三菱 <1871>  745円  +40 円 (+5.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ピーエス三菱<1871>が全般地合い悪のなか大幅高で年初来高値更新と異彩を放っている。10月1日からの消費税引き上げで国内景気への悪影響が懸念されている。そうしたなか、安倍政権ではその緩衝材として補正予算編成を行う可能性がある。電線地中化を含め国土強靱化のテーマに乗る建設セクターの一角に継続的に物色の矛先が向いている。プレストレストコンクリート工事に強い同社は、その有力対象として投資資金が流入している。

■オンコリス <4588>  2,131円  +101 円 (+5.0%)  11:30現在
 オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸。24日の取引終了後、同社が主導し食道がんを対象に進めていた、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)と放射線治療を併用したフェーズ1企業治験で、全ての患者への投与と効果安全性評価委員会(DSMB)による安全性の評価が完了したと発表したことが好感されている。同治験は、食道がん患者に対して、テロメライシンと放射線治療を併用した際の安全性を評価することを目的としたもので、その結果、投与中止となるような有害事象は確認されなかったという。これを受けて同社では、治験の結果を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出し、治験を完了させる予定。また、食道がんに対するテロメライシンのフェーズ2以降の国内での開発は、中外製薬<4519>が主導で実施されるとしている。

■サン電子 <6736>  1,470円  +63 円 (+4.5%)  11:30現在
 サン電子<6736>は大幅続伸。24日の取引終了後、イスラエルのササ・ソフトウェア社と業務提携し、ササ社の情報セキュリティーシステムを国内展開すると発表しており、これを好感した買いが入っている。ササ社の「Gate scanner」は、CDRと呼ばれる、組織の中に入ってくるすべての情報(Contents)をいったん細かく分解し(Disarm)、再び違った形で再構築(Reconstruction)する技術が基本となった情報セキュリティーシステム。近年、欧米を中心に導入が進む一方、日本ではまだあまり周知されていない技術であることから、サン電子では世界標準となりつつあるCDRを国内に広めるのが狙いとしている。

■ルネサス <6723>  704円  +27 円 (+4.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅続伸。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は640円から980円に見直した。同証券では、同社の在庫調整は峠を越し今後はサプライチェーンの在庫投資回復の恩恵を受ける局面に入ることを予想。特に、第3四半期(7~9月)以降のIFRS(国際会計基準)ベースでの黒字化、利益回復傾向が確認できれば、株価はもう一段上昇する可能性があるとみている。19年12月期の連結営業損益は143億円の赤字予想を418億円の黒字(前期は681億9600万円の黒字)に修正し、20年12月期の同利益は969億円と一段の業績拡大を見込んでいる。

■神戸物産 <3038>  5,060円  +150 円 (+3.1%)  11:30現在
 24日、神戸物産 <3038> が10月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。また、株主優待制度を変更。株式分割実施後も保有条件は100株以上を据え置くことも好感された。

■サンバイオ <4592>  4,125円  +75 円 (+1.9%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が高い。再生細胞薬「SB623」がFDAから優先審査と迅速承認の対象品目に指定されたと発表したことを受け、前週末20日に一時ストップ高に買われる人気となった。今週は利益確定売りが先行したものの、きょう改めて買い直されている。SB623に関しては、国内では外傷性脳損傷を対象に先駆け審査指定を4月に受けている。早期承認制度を活用して、20年1月期末までに製造販売の承認申請と、来期中の販売開始を目指す方向にある。

■カプコン <9697>  2,816円  +49 円 (+1.8%)  11:30現在
 カプコン<9697>は全般地合い悪に関わらず上値指向を明示、25日移動平均線を上に抜けてきた。クラウドゲームが普及するなか、強力なIP(知的財産)を保有するゲーム関連会社に商機が広がっている。今後は5G環境でクラウドゲーム市場拡大が一段と進むなか、「モンスターハンター」や「バイオハザード」などを擁する同社株は注目度が高い。同社独自に保有するゲーム開発エンジン「REエンジン」にも評価が高い。20年3月期営業利益は前期比10%増の200億円を予想するが上振れる可能性がある。

■弁護士ドットコム <6027>  4,240円  +55 円 (+1.3%)  11:30現在
 弁護士ドットコム<6027>はしっかり。同社は日本最大級法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を展開している。24日取引終了後、「対面での申し込み」で紙を不要にする新サービス「クラウドサイン NOW」を同日に提供開始したと発表しており、これを好感した買いが流入している。企業で行われている対面申し込み(契約)の多くは紙で行われているが、新サービスでは、申込書や契約書などをタブレットのみで完結することを可能としている。このため紙が不要となり申し込み内容のデータ化作業や原本の保管・個人情報の管理の負担が軽減され、申込者の印鑑忘れによる申し込みロスを防ぐなどの課題も解決することを可能としている。

■武田薬品工業 <4502>  3,828円  +48 円 (+1.3%)  11:30現在
 武田薬品工業<4502>、大日本住友製薬<4506>、中外製薬<4519>など医薬品株の高さが目立つ。米中摩擦への警戒感が再燃していることや為替の円高進行を受けて全体相場は利益確定売り圧力が顕在化しているが、海外株式市場や為替の影響を受けにくいディフェンシブストックとして医薬品株に消去法的な買いが向かっている。また、秋の学会シーズンを迎えるなか、大手製薬会社は新薬開発のポテンシャルも高く、新興市場のバイオベンチャーと合わせて注目度が高まりやすい。

■シャープ <6753>  1,183円  -63 円 (-5.1%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 シャープ<6753>が急落。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価「3」を継続するとともに、目標株価を1900円から700円に引き下げた。「鴻海のグループ力を、環境の悪化が上回る局面か」と指摘している。同社は16年8月に鴻海のグループ傘下に入り業績はV字回復を果たしたが、足もとでは経営努力を上回る震度で同社を取り巻く事業環境が悪化している、ことを警戒している。ディスプレイやデバイス事業でのリスクを取り巻く環境の悪化を考慮し、20年3月期の連結営業利益は従来予想の800億円から550億円に下方修正したほか、21年3月期の同利益も800億円から450億円に見直している。

■ニトリホールディングス <9843>  15,710円  -670 円 (-4.1%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>は反落している。24日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の国内売上高で、既存店売上高は前年同月比19.5%増と2ケタ増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったが、きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2019年3~8月期は連結営業利益が前年同期比2%減の550億円前後だったようだ」と報じられており、これを嫌気した売りが出ているようだ。記事によると、減益は改装などの店舗投資の増加が要因という。ただ、従来は同531億円を見込んでおり、従来予想は上回るとの観測となっている。なお、9月度は「ニトリFun!ウィーク」及び「オーダーカーテンキャンペーン」を実施したことや消費税増税前の駆け込み需要により、ソファやマットレスをはじめとした家具及びカーテンなどのウィンドウカバリングが堅調に推移した。

■日本オラクル <4716>  9,380円  -290 円 (-3.0%)  11:30現在
 日本オラクル<4716>は続落。IoTなどの進展を背景に企業のIT投資需要が高まっており、5月に東京地区データセンターを開設するなどクラウドサービス&ライセンスサポートを中心に業績が好調。24日取引終了後に発表された20年5月第1四半期(6~8月)単独業績は、売上高が前年同期比4.1%増の475億500万円、営業利益が同5.1%増の142億4900万円と増収増益を確保した。ただ、株価は6月末を起点に水準を切り上げてきたこともあり、材料出尽くし感から利益確定売りが表面化している。

■安川電機 <6506>  3,905円  -65 円 (-1.6%)  11:30現在
 安川電機<6506>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>などFA関連株が売られている。国連総会でのトランプ米大統領の演説で米中対立への懸念が再燃しており、これが株式市場に逆風となっている。米中貿易摩擦の長期化が世界的な景気減速にもつながることへの警戒感が改めて浮上、中国向け売上比率の高い機械セクターに売り圧力が強い。

■日経レバ <1570>  19,130円  -250 円 (-1.3%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が反落、9月に入り上昇基調を強め、空売りの買い戻しを絡めて前日時点で約15%の上昇をみせていた。きょうは全体相場が軟化するなか、久々に押し目らしい押し目を形成している。売買代金は全上場銘柄中、任天堂<7974>に次ぐ第2位。日経レバは日経平均にリンクしたETFでボラティリティが2倍の値動きに基本設定されており、主力株に利益確定売りの動きが表面化するなか、その動きに合わせ個人の短期資金の売買が活発化している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,029円  -8.5 円 (-0.8%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株は売り優勢の展開。前日にWTI原油先物価格が終値ベースで1ドル35セント安と急反落、1バレル=57ドル台前半まで水準を切り下げた。米中対立を背景とする世界景気減速懸念が原油市況にも影響を与える形となった。米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー株が売られており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好となっている。

■両毛システムズ <9691>  1,710円  +300 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 両毛システムズ <9691> [JQ]がストップ高買い気配。24日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億円→6.1億円に6倍上方修正。従来の13.6%減益予想から一転して5.2倍増益を見込み、一気に6期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。消費税軽減税率導入のシステム改修案件や増税前の駆け込み需要などが追い風となり、売上高が計画を17.6%も上回ることが寄与。経費削減に加え、不採算案件の収束で費用が大幅に減少することも利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の7.4億円(前期は7.2億円)を据え置いた。

●ストップ高銘柄
 アミファ <7800>  1,439円  +300 円 (+26.3%) ストップ高   11:30現在
 オルトプラス <3672>  421円  +80 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 松尾電機 <6969>  435円  +80 円 (+22.5%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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