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【市況】概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、海外市場の下落が足かせ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 104637.8 -0.17%
23日のブラジル市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比179.6ポイント安(-0.17%)の104637.8で取引を終えた。104817.4から104019.5まで下落した。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。欧州市場やアジア市場がさえない展開を示したことを受け、ブラジル株にも売り圧力を強めた。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。利下げの実施などが引き続き好感された。

【ロシア】MICEX指数 2785.46 -0.39%
23日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.95ポイント安(-0.39%)の2785.46で取引を終了した。2793.03から2769.60まで下落した。

中盤は下値を模索する場面もあったが、その後は下げ幅を縮小させた。原油価格の下落が資源銘柄の売り材料。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待が高まっていること指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 39090.03 +2.83%
23日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1075.41ポイント高(+2.83%)の39090.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同326.00ポイント高(+2.89%)の11600.20で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。大型な法人減税の発表が引き続き支援材料。また、法人税率の引き下げに伴う企業の投資意欲の増加なども景気の加速期待を高めた。このほか、2019年のインドの成長率が8%への達成可能だとの見方も好感された。

【中国本土】上海総合指数 2977.08 -0.98%
週明け23日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比29.37ポイント安(-0.98%)の2977.08ポイントと4日ぶりに反落した。

米中通商協議の不透明感が重し。米中は19日、次官級の貿易交渉を開始したが、中国側は当初予定していた米農家の視察をキャンセルし、予定よりも早く20日に帰国した(中国農業農村部の韓俊副部長は21日、「貿易協議とは関係がない」とコメント)。また、中国が示した米農産品の購入量に対し、トランプ米大統領は「不十分」として再考を求めたとも伝わっている。閣僚級の会合を10月初旬に控え、協議は難航するとの見方が浮上した。

《FA》

 提供:フィスコ

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