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【通貨】英ポンド週間見通し:やや底堅い値動きか、合意なき離脱回避への期待残る


■弱含み、合意なきEU離脱の可能性残る

先週のポンド・円は弱含み。英国と欧州連合(EU)は離脱条件について最終的に合意できるとの楽観的な見方が浮上し、ポンド・円は一時135円台後半まで買われた。しかしながら、アイルランド外相は20日、「離脱を巡る交渉に関し合意には近づいていない」との見解を示したことから、ポンド売り・米ドル買いが優勢となり、この影響でポンド・円は135円台後半から134円台前半まで弱含みとなった。取引レンジ:133円88銭-135円75銭。

■やや底堅い値動きか、合意なき離脱回避への期待残る

今週のポンド・円はやや底堅い値動きか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)で7-9月期の国内総生産(GDP)の見通しが下方修正されたが、景気回復や利上げの可能性にも言及したことでポンドは売りづらい。欧州連合(EU)からの合意なき離脱を避けることで関係国との協議進展への期待は残されており、リスク回避のポンド売りはやや抑制される見込み。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:133円00銭-136円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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