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【通貨】外為サマリー:一時1ドル107円70銭台に軟化、日銀会合は現状維持を決定

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=107円92銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高となっている。

 注目された日銀金融政策決定会合は、金融政策の現状維持が決まった。短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決定し、「当分の間、少なくとも2020年春頃まで、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持することを想定している」とのフォーワードガイダンスにも変更はなかった。これを受け、何らかの緩和措置を見込んでいた向きからのドル売り・円買いが流入。米国の追加利下げ観測の後退を背景に朝方は108円40銭台で推移していたドル円相場は、午後0時50分過ぎに一時107円70銭台まで軟化した。その後はやや下げ渋る動きとなったが、夕方に行われる予定の黒田日銀総裁の会見を見極めたいとして戻りは鈍かった。
 
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1039ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=119円13銭前後と同40銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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