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【市況】東京株式(大引け)=40円安、利益確定売りで11日ぶり反落

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は方向感が定まらず、狭いレンジの往来に終始。後場は前日終値を下回る水準でもみ合い、結局マイナス圏で大引けを迎えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比40円61銭安の2万1960円71銭と11日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億2105万株、売買代金概算は2兆2374億1000万円。値上がり銘柄数は602、値下がり銘柄数は1466、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は、日経平均が久々にマイナス圏で引けた。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が堅調だったが、前日まで10日続伸していた日経平均は利益確定売り圧力が意識される展開を余儀なくされた。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を前に、これを見極めたいとの思惑が売り買いともに手控えさせ、寄り付きこそ若干高く始まったものの、その後は買いが続かなかった。原油先物価格の急反落を受け、前日とは打って変わり資源開発関連や石油株が値を下げ、銀行や保険など金融セクターも冴えない動きとなった。一方、原油価格下落で収益メリットが生じる電力株は総じて堅調。もっとも全体相場は後場に軟化する銘柄が増え、値下がり銘柄数は東証1部上場銘柄の7割近くに達した。売買代金も2兆2000億円と減少傾向にある。

 個別では、ソニー<6758>が軟調、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。KLab<3656>が急落、ブレインパッド<3655>も大きく値を下げた。enish<3667>、エニグモ<3665>が大幅安、アイフル<8515>、フリービット<3843>も下落した。

 半面、任天堂<7974>の上値追いが続き、ファーストリテイリング<9983>も上昇。コロプラ<3668>も買われた。SMC<6273>の上げも目立つ。クワザワ<8104>がストップ高に買われ、ソフトブレーン<4779>も急騰。アトラエ<6194>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、サニックス<4651>などが値を飛ばした。ネットマーケティング<6175>、エムアップ<3661>なども水準を切り上げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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