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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2019年9月13日

 今週の日経平均終値は21988円29銭、前週末比788円72銭高でした。

 今週は前週以上の上げ幅を示現して上値抵抗帯を見事に突破。底値離脱から一歩進んで上昇転換の可能性まで出てまいりました。材料は米中貿易協議進展期待と米減税策、欧州の金融緩和などでしょう。売り方の買い戻しに加え直近4日間は東証1部の出来高が連日10億株を超えるなど、外国人を中心とした実需の復活が2万2000円まで押し上げたといえます。日経平均もトピックスも直前の7月高値を明確にクリアしており下降トレンドは終了。また、最近にないほど200日移動平均線(2万1213円)を大きく上回っており、中長期的な上昇トレンド入りの可能性も出てきています。もっとも、そこまで行くには景気・企業業績などファンダメンタルズの回復もチェックしなくてはならないので、当面は4月高値(2万2362円)までをメドに理想買い(短期戻り相場)を一巡させる展開となるでしょう。その後は10月の米中貿易協議を見極めながらの高値もち合いに移行し、中長期の回復相場につなげるかどうかということになってくるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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