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【市況】<マ-ケット日報> 2019年9月13日

 13日の市場は日経平均が大幅に9日続伸。終値は前日比228円高の2万1998円で4月26日以来の高値をつけた。9連騰は2017年10月にマークした16連騰以来の記録。外国人を中心に実需が戻っておりしばらくは安定した需給相場が続きそうだ。本日は米株高などに続きトランプ大統領が来年にも新たな減税策を講じると発言したことが一段高につながっている。

 昨日の米国市場は米中貿易協議の一段の歩み寄りを好感してダウ平均が7日続伸。約1カ月半ぶりの高値をマークした。ダウ平均の7連騰は2018年5月に記録した8連騰以来のもの。この日はECB(欧州中央銀行)が量的緩和再開とマイナス金利の深掘りを決定したことも後押し材料となった。さらにトランプ大統領が中国と暫定的な貿易合意を検討しているとの一部報道も好感されている。米国株は最高値更新がいよいよ視野に入ってきた。

 さて、東京市場は米中対立の緩和や米株高に加え、トランプ大統領が中間所得層に向けて来年にも減税を行う用意があると発言したことが大きく好感された。日経平均は高寄りした後もじわじわと上値を伸ばし、後場に入って一時2万2000円の大台へ乗せる場面まで示現した。メジャーSQで出来高がカサ上げされた部分はあるが東証1部の出来高は18億株まで増加。外国人買いの復活によって来週も堅調な相場展開が予想される。(ストック・データバンク 編集部)

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