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【通貨】外為サマリー:1ドル108円20銭台に上昇、米大統領「米中協議、暫定合意も検討」

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円21銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル高・円安となっている。

 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円10銭前後と前日に比べて20銭強のドル高・円安で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和の発表直後には107円台半ばまで押される場面もみられたが、ユーロが落ち着きを取り戻すにつれ、ドル買い・円売りが流入。この日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)で、エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率が市場予想を上回ったことを受け、米長期金利が上昇したことから日米金利差の拡大も意識され、一時108円20銭近辺まで上昇した。

 東京市場に移ってからも堅調地合いが続き、午前9時50分過ぎには108円22銭をつけた。トランプ米大統領が中国との貿易交渉について「暫定合意」を検討する考えを示し、米中対立懸念が一段と和らいでいることがドルの支援材料。日経平均株価が続伸するなか、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となっている。また、きょうは3連休前の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)であることから、国内輸入企業のドル買い思惑なども相場を押し上げる一因となっているようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1062ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=119円70銭前後と同80銭強のユーロ高・円安となっている。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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