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【市況】米国株見通し:欧州政治リスク懸念いったん後退ムード

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2918.25(+20.00) (18:20現在)
ナスダック100先物  7732.75(+64.75) (18:20現在)


 18時20分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は160ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.30ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、21日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。


 イタリアで解散総選挙回避の見方や、英独首脳会談への期待などが欧州株高につながっているようであり、欧州政治リスク懸念はいったん後退ムードに。一方、中国外務省は「米国と中国が通商で見解が異なるのは自然」、「対話を通じた解決を」と表明しており、米中通商協議の継続にやや期待も浮上しそうだ。NY原油先物は、米原油在庫の減少予想で買い優勢の展開が見込まれる。


 本日発表となる米国の経済指標は、7月中古住宅販売件数。前回の落ち込みから反発が予想され、株式市場にはややポジティブな材料となる可能性がある。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月30-31日会合分)については、大幅利下げ期待に沿わず下押し材料になる可能性もある。決算発表は、ロウズ、ノードストローム、ターゲット、スプランクなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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