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【通貨】NY為替:ドル106.36円、ドイツの財政出動報道でリスク選考

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円43銭まで上昇後、106円19銭まで下落して106円36銭で引けた。米・7月住宅着工件数や住宅建設許可件数が予想を下回ったことに失望しドル売りが優勢となった。米国債利回りの上昇でリセッション懸念が後退したほか、ドイツが万が一、景気後退入りした場合は財政出動の準備があるとの報道で投資家心理が改善。リスク選好のドル買い・円売りが再燃。米財務省が超長期債に関する調査を再開したとの報道で利回り上昇に伴うドル買いに底堅く推移した。

ユーロ・ドルは、1.1066ドルまで下落後、1.1107ドルまで上昇して1.1090ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が次回9月定例理事会で大規模な金融緩和に踏み切るとの期待や、ドイツの財政出動の可能性を期待したユーロ買いが加速。ユーロ・円は、117円58銭まで下落後、118円17銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2175ドルまで上昇後、1.2137ドルまで下落した。合意ない離脱への警戒感が緩和。

ドル・スイスは、0.9808フランから0.9779フランまで下落した。

《TN》

 提供:フィスコ

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