【通貨】外為サマリー:1ドル106円10銭前後で推移、時間外のNYダウ先物高が下支え
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=106円12銭前後と前日に比べ20銭強のドル高・円安で取引を終えた。この日に発表された7月の米小売売上高が市場予想を上回ったことで、米経済の底堅さが意識された。ただ、米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小が見込まれ、一段とドルを買う動きは広がらなかった。
その後、東京市場に移ると日経平均株価の軟調地合いが影響するかたちで106円ラインに接近する場面があった。ただ、時間外取引でNYダウ先物が堅調に推移していることが下支えとなり、午後9時40分過ぎには106円10銭台に持ち直した。とはいえ、夏季休暇を取る市場参加者も多いとあって全般的には模様眺めムードが強く、相場の方向感はつかみにくい状況となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1104ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=117円78銭前後と同60銭強のユーロ安・円高で推移している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)