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【経済】グローバルな財政支出の是非について検討すべきか


 14日の米国債券市場で10年債利回りは一時2年債利回りを下回った。2007年6月以来となる長短金利の逆転を受けて、市場関係者の間では9月大幅利下げ観測が再び広がった。この日発表された中国の7月鉱工業生産と小売売上高はいずれも市場予想を下回っており、特に鉱工業生産はさえない内容だったことから、7-9月期の中国経済の成長率は大幅に鈍化する可能性があるとみられている。

 市場関係者の間では、9月は多くの中央銀行が金利引き下げなどを通じて金融緩和を強化するとの見方が広がっている。ただし、世界経済の大幅な成長減速を避けるためには、財政出動による需要創出が不可欠になるとの声も聞かれており、ドイツ、日本、中国などの対応が注目されそうだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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