【注目】前日に「売られた株！」総ザライ　―本日への影響は？―

■ＬＩＮＫ＆Ｍ <2170> 　436円　(-100円、-18.7％) ストップ安

　東証1部の下落率2位。リンクアンドモチベーション <2170> がストップ安。同社は9日大引け後に決算(国際会計基準＝IFRS)を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比35.7％減の8.8億円に落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の25.5億円→10.3億円(前期は19.4億円)に59.6％下方修正し、一転して47.0％減益見通しとなった。

■ＪＢＲ <2453> 　1,179円　(-239円、-16.9％)

　東証1部の下落率5位。ジャパンベストレスキューシステム <2453> が急反落。同社は9日大引け後に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比4.0％増の12.5億円に伸びたが、通期計画の18億円に対する進捗率は69.6％にとどまり、5年平均の80.1％も下回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の14円→15円(前期は11円)に増額修正した。

■パーソルＨＤ <2181> 　2,150円　(-416円、-16.2％)

　東証1部の下落率6位。パーソルホールディングス <2181> が大幅に3日続落。前週末9日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。売上高が前年同期比4.1％増の2352億1800万円と増収を確保したものの、営業利益が同12.8％減の100億5700万円、最終利益が同17.6％減の54億6600万円と利益面で2ケタ減益に転じたことが失望売りを誘発した。主力の派遣・BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）事業において構造的な人手不足を背景に需要が堅調に推移したものの、5月の10連休により稼働日が減少したことがマイナスに働いた。豪州地域の業績悪化も響いた。なお、20年3月期通期計画については据え置いた。

■石原産業 <4028> 　859円　(-161円、-15.8％)

　東証1部の下落率7位。石原産業 <4028> が大幅に7日続落。同社は9日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比51.5％減の10.8億円に大きく落ち込んだ。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の23億円→17億円(前年同期は49.8億円)に26.1％下方修正し、減益率が53.8％減→65.9％減に拡大する見通しとなった。

■オロ <3983> 　1,958円　(-330円、-14.4％)

　東証1部の下落率9位。オロ <3983> が続急落。同社は9日大引け後に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比17.4％減の5.4億円に減り、通期計画の13.2億円に対する進捗率は41.0％にとどまり、さらに前年同期の55.4％も下回った。

■武蔵精密 <7220> 　1,137円　(-153円、-11.9％)

　武蔵精密工業 <7220> が急反落。同社は9日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比46.9％減の23.6億円に落ち込み、通期計画の143億円に対する進捗率は16.6％となり、5年平均の20.8％とほぼ同水準だった。

■ＯＢＡＲＡＧ <6877> 　3,025円　(-400円、-11.7％)

　ＯＢＡＲＡ　ＧＲＯＵＰ <6877> が急反落。同社は9日大引け後に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比5.5％増の76.3億円に伸び、通期計画の99億円に対する進捗率は77.1％となり、5年平均の76.9％とほぼ同水準だった。

■川田テク <3443> 　6,200円　(-770円、-11.1％)

　川田テクノロジーズ <3443> が続急落。同社は9日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2.6億円の赤字(前年同期は10.3億円の黒字)に転落した。

※13日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース