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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ファイバーG、豆蔵HD、Kudan

ファイバーG <日足> 「株探」多機能チャートより
■ファイバーゲート <9450>  3,360円  +497 円 (+17.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ファイバーゲート <9450> が一時ストップ高。9日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比73.7%増の8.8億円に拡大して着地。続く20年6月期も前期比19.6%増の10.6億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はフリーWi-Fi契約数、レジデンスWi-Fi契約戸数の増加基調が継続し、26.9%の大幅増収を見込む。併せて、8月31日現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■IBJ <6071>  994円  +133 円 (+15.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率6位
 IBJ <6071> が急騰。9日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比68.6%増の11億円に拡大し、従来予想の7.7億円を上回って着地したことが買い材料視された。結婚相談所の加盟店が増加し加盟金収入が伸びたほか、大型連休などを追い風に婚活パーティーの参加者が増えた。業績上振れは婚活会員数の伸長や経費削減の進展が背景となった。通期計画の18.4億円に対する進捗率は59.8%に達し、5年平均の46.0%も上回った。

■豆蔵ホールディングス <3756>  1,669円  +199 円 (+13.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 豆蔵ホールディングス <3756> が急騰。9日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の6.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。企業の旺盛なIT投資需要が続くなか、ビジネスUIプラットフォーム「Biz/Browser」の大型案件を獲得したことが寄与。1月にメガチップス <6875> から買収したシステム事業の業績上積みなども収益を押し上げた。上期計画の10.4億円に対する進捗率は64.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■Kudan <4425>  10,180円  +1,180 円 (+13.1%)  11:30現在
 Kudan<4425>が急反発。前週末9日の取引終了後、日本ユニシス<8056>と先進人工知覚技術の「ビジネス・スケーリング・パートナー」として協業を開始したと発表しており、これが好感されている。今回の協業は、空間・物体認識ソフトウェア技術SLAM(自己位置推定と環境地図作成)やLiDAR(光検出と測距)などを用いたMaaS/自動運転や空間制御などに向けたサービスやソリューション創出の加速を図るのが狙い。「人工知覚技術」のパイオニアであるKudanと日本ユニシスが連携することで、日本ユニシスのMaaSやIoTを中心とした取り組みを加速させ、迅速なサービス開発・提供を実現するとしている。またKudanは、シーオス(東京都渋谷区)に対して出資を完了したと発表しており、これも好材料視されている。シーオスは、幅広い業界に対してIoT、AI、ロボット等の活用によるロジスティクスのデジタル化を提供しており、今回の出資により、倉庫の完全自動化・無人化ソリューションの共同開発を行うのが狙いとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高1億8200万円、営業利益9500万円、純利益9000万円だった。

■サンドラッグ <9989>  3,225円  +362 円 (+12.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は7%増益で着地」が好感された。
 サンドラッグ <9989> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の96.9億円に伸びたが、4-9月期(上期)計画の194億円に対する進捗率は50.0%となり、5年平均の49.8%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒サンドラッグの詳しい業績推移表を見る

■ハーバー研究所 <4925>  8,790円  +860 円 (+10.8%)  11:30現在
 ハーバー研究所 <4925> [JQ] が続急騰。9日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比50.9%増の6.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の基礎化粧品、メイクアップ化粧品、トイレタリーの売上高は前年同期を下回ったものの、栄養補助食品・雑貨等は前年同期比1.5倍に膨らみ、化粧品の落ち込みを吸収した。広告宣伝・販売促進費が大きく減少したことも大幅増益の要因となった。

■カナミックネットワーク <3939>  2,230円  +172 円 (+8.4%)  11:30現在
 カナミックネットワーク<3939>が急反発している。前週末9日の取引終了後、8月31日を基準日として1株を3株へ株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的としている。また、株式分割に伴い、従来2円50銭を予定していた19年9月期の期末一括配当を1円に実質増額修正すると発表しており、これも好材料視されている。前期実績の2円50銭に対しては実質増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(18年10月~19年6月)決算は、売上高12億4500万円(前年同期比10.2%増)、営業利益4億300万円(同26.7%増)、純利益2億6300万円(同28.7%増)だった。主力の「カナミッククラウドサービス」の新規顧客獲得が堅調だったほか、コンテンツサービスの契約数が増加したことが業績を牽引した。なお、19年9月期通期業績予想は、売上高16億7000万円(前期比11.0%増)、営業利益4億5000万円(同12.8%増)、純利益2億9000万円(同13.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■関東電化工業 <4047>  670円  +47 円 (+7.5%)  11:30現在
 関東電化工業<4047>が大幅反発している。前週末9日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を258億円から269億円(前年同期比1.9%増)へ、営業利益を22億円から33億円(同33.5%減)へ、純利益を14億5000万円から22億円(同39.8%減)へ上方修正したことが好感されている。精密化学品事業部門の電池材料が堅調に推移したことに加えて、設備事業が計画を上回っていることが要因。また、原材料単価や製造固定費が想定を下回ることも寄与するとしている。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高は543億円から533億円(前期比3.4%減)へ下方修正したが、営業利益56億円(同40.7%減)、純利益39億5000万円(同39.7%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高132億1200万円(前年同期比0.1%減)、営業利益19億3800万円(同27.5%減)、純利益12億5800万円(同36.2%減)だった。

■物語コーポレーション <3097>  10,160円  +580 円 (+6.1%)  11:30現在
 物語コーポレーション<3097>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社は9日取引終了後に、20年6月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを50億6700万円(前期比28.8%増)としていることや、年間配当計画を110円(前期に比べ20円増配)としていることが好感されているようだ。売上高は663億9600万円(同12.6%増)を見込んでいる。今期は「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」など主力ブランドを中心に積極出店を行う予定で、焼肉部門は18店舗(うちフランチャイズ店7店舗)、ラーメン部門17店舗(うちフランチャイズ店4店舗)、ゆず庵部門12店舗(うちフランチャイズ店3店舗)、専門店部門4店舗、その他部門6店舗の計57店舗の新規出店を計画している。

■ブイ・テクノロジー <7717>  4,940円  +275 円 (+5.9%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は30%増益で着地」が好感された。
 ブイ・テクノロジー <7717> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比29.7%増の36.7億円に伸び、通期計画の128億円に対する進捗率は28.6%に達し、5年平均の14.3%も上回った。
  ⇒⇒ブイ・テクノロジーの詳しい業績推移表を見る

■森永製菓 <2201>  5,310円  +280 円 (+5.6%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は20%増益で着地」が好感された。
 森永製菓 <2201> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比20.0%増の65.1億円に伸び、4-9月期(上期)計画の129億円に対する進捗率は50.5%に達し、5年平均の45.3%も上回った。
  ⇒⇒森永製菓の詳しい業績推移表を見る

■ハーモニック <6324>  4,055円  +195 円 (+5.1%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は69%減益・上期計画を超過」が好感された。
 ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [JQ] が8月9日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.0%減の14.9億円に大きく落ち込んだが、4-9月期(上期)計画の4.5億円に対する進捗率が332.9%とすでに上回り、さらに5年平均の51.7%も超えた。
  ⇒⇒ハーモニックの詳しい業績推移表を見る

■NCホールディングス <6236>  510円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在
 NCホールディングス<6236>がストップ高。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高29億9200万円(前年同期比1.3%増)、営業利益9900万円(同3.7倍)、純利益7800万円(同3.0倍)と大幅増益だったことが好感されている。立体駐車装置本体の工事の遅れや太陽光発電設備の納入遅れがあった一方、コンベヤ設備の納入や立駐のメンテナンスが堅調に推移したことが増収に寄与。また、コスト削減への取り組みやコンベヤ新設案件の利益率改善も利益を押し上げた。

■ネットマーケティング <6175>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ネットマーケティング <6175> がストップ高買い気配。9日大引け後に発表した19年6月期の経常利益(非連結)は前の期連結比25.6%減の4.2億円に落ち込んだものの、続く20年6月期は前期比92.9%増の8.1億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期から戦略投資を実施しているメディア事業が、恋愛・婚活マッチングサービス「omiai」の有料会員増加を背景に収益が急回復する。また、主力の広告事業は2ケタ増益を継続する見込みだ。併せて、今期の年間配当は前期比1円増の6円に増配する方針としたことも評価材料となった。

●ストップ高銘柄
 マジェスティ ゴルフ <7834>  188円  +50 円 (+36.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 明和産業 <8103>  433円  +80 円 (+22.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ポート <7047>  1,025円  +150 円 (+17.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 翻訳センター <2483>  2,008円  -500 円 (-19.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 インパクト <6067>  2,042円  -500 円 (-19.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 LINK&M <2170>  436円  -100 円 (-18.7%) ストップ安   11:30現在
 シノプス <4428>  2,300円  -500 円 (-17.9%) ストップ安   11:30現在
 アルファポリス <9467>  2,388円  -500 円 (-17.3%) ストップ安   11:30現在
 以上、5銘柄

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