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【経済】PBRでみた日経平均の下値余地は限定的、SMBC日興証券(花田浩菜)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/8付の「DailyOutlook」では、日経平均の下値余地について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『投資家心理の一面を測るうえで、金に対する銅の相対価格をみると、急低下している(リスク・オフ)。米中通商交渉が激化するとの懸念で、電化製品など様々な製品に使われる銅よりも安全資産である金が買われている。世界景気敏感株の側面を持つ日経平均は、この相対価格と概ね似たような動きをしているが、足元でギャップが生じている。日経平均はきっかけ次第で下落し易いと捉えることができよう』と伝えています。

続けて、そうした中、日経平均採用銘柄の今期予想当期利益を集計すると、前期比0.9%増益の28.0兆円(予想は8月7日時点の日経予想で会計基準の変更は考慮せず、変則決算期は年換算で算出)であることを挙げ、『事業環境に不透明感が高まっているとはいえ、予想当期利益が赤字に転落するとは考えにくく日経平均のPBR1倍割れとはなるまい。また、黒字であれば今後BPS(1株当たり純資産)は拡充されることになる。つまり日経平均が現状の水準で停滞すると仮定すると、BPSの増加によりPBRはさらに低下する(割安感が高まる)』と分析しています。

さらに、『昨日時点のPBRは1.03倍(加重平均)と1倍(日経平均で19,838円に相当)に接近しており、下値余地は限定的と考えられる。なお、PBRは閉塞感が漂っていた12年は1倍割れが常態化していたが、13年以降で1倍を割れたのは、16年2月12日(日経平均終値:14,952円)、18年12月25日(同:19,155円)の2営業日しかない』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均と金に対する銅の相対価格推移』を紹介していますので、詳しくは8/8付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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