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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 レーザーテク、ソフトバンクG、ラウンドワン (7日大引け後 発表分)

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 レーザーテック <6920>   ★今期経常は66%増で4期連続最高益、31円増配へ
 ◆19年6月期の連結経常利益は前の期比37.3%増の78.3億円に伸び、従来予想の65億円を上回って着地。続く20年6月期も前期比65.9%増の130億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は半導体製造大手が次世代のEUV(極端紫外線)リソグラフィを含め先端ライン向けに設備投資を継続するなか、マスクブランクス欠陥検査装置などの販売が拡大し、39.0%の大幅増収を見込む。
  併せて、前期の年間配当を39円→47円に増額し、今期も前期比31円増の78円に大幅増配する方針とした。

 東急建設 <1720>   ★4-6月期(1Q)経常は81%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比80.7%増の70億円に拡大して着地。国内の民間建築工事を中心に手持ち工事が順調に進み、28.8%の大幅増収を達成したことが寄与。
  第1四半期実績だけで通期計画の128億円に対する進捗率は54.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 スシローGH <3563>   ★今期税引き前を14%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆19年9月期の連結税引き前利益を従来予想の123億円→140億円に13.6%上方修正。増益率が7.1%増→21.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。既存店売上高が7月まで21ヵ月連続で前年比プラスと好調に推移していることが寄与。コスト削減が進み、採算が改善することも利益を押し上げる。

 Amazia <4424> [東証M]  ★10-6月期(3Q累計)経常は17倍増益・通期計画を超過
 ◆19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の経常利益(非連結)は前年同期比17倍の2.9億円に急拡大して着地。取引出版社の増加を背景にマンガアプリ「マンガBANG!」の利用者が増加し、広告収入や課金収入が伸びたことが寄与。積極的な広告宣伝投資や固定費増加を吸収し、大幅増益を達成した。
  通期計画の2.8億円をすでに4.6%上回っており、業績上振れが期待される。

 ラウンドワン <4680>   ★4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の23.4億円に急拡大して着地。国内店舗でアミューズメントやスポッチャをはじめ全部門が前年比プラスを達成したことが寄与。新規出店効果や初期投資費用の減少で米国部門の収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。

 ジャスト <4686>   ★4-6月期(1Q)経常は91%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比91.3%増の41.6億円に拡大して着地。四半期ベースで過去最高益を達成した。自治体などにおけるICT環境の整備やパソコンの更新需要が拡大し、関連ソフトウエアの導入が進んだことが寄与。法人向け事業の売上高は前年同期比78.3%増の40億円、個人向けは同22.0%増の54.5億円だった。

 ウィルG <6089>   ★4-6月期(1Q)税引き前は2倍増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.0倍の10.6億円に急拡大して着地。食品分野の業務請負や利益率の高い金融向けコールセンター案件などの受注が拡大したことが寄与。外注費の低下や生産性向上に加え、のれん償却の負担が減少したことも利益を押し上げた。
  上期計画の14億円に対する進捗率は76.4%に達しており、業績上振れが期待される。

 新晃工 <6458>   ★4-6月期(1Q)経常は3.2倍増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の16.1億円に急拡大して着地。良好な事業環境を背景に、国内で空調機器の販売が拡大したことが寄与。
  上期計画の21億円に対する進捗率は77.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 Jエレベータ <6544>   ★4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.1%増の5億円に拡大して着地。営業エリアの拡大でエレベーターの保守契約台数が増加したうえ、リニューアル業務の受注も大きく伸び、20.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ソフトバンクG <9984>   ★4-6月期(1Q)税引き前は2.9倍増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.9倍の1兆6823億円に急拡大して着地。アリババ株の売却益1.2兆円を計上したことが利益を大きく押し上げた。

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