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【告知】「キャッシュフロー」コーナー新設のお知らせ


     「キャッシュフロー」コーナー新設のお知らせ


 日頃より、有望株発掘サイト「株探」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

 このたび、株探パソコン版では個別銘柄の決算ページに、新たに「キャッシュフロー」コーナーを追加しましたので、ご案内申し上げます。

 キャッシュフロー計算書は貸借対照表、損益計算書と並ぶ財務三表の一つで、企業の事業活動に伴う現金の流れを営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)、投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)、財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)、現金及び現金同等物期末残高の区分でまとめた書類です。

 新コーナー「キャッシュフロー」では、上記の4項目に加え、営業利益、営業CFと投資CFを合算したフリーキャッシュフロー(FCF)、現金比率を併記した推移表を掲載します。通常の株探サイトでは直近3期を掲載し、株探プレミアム会員向けにはキャッシュフローの開示が始まった1998年から最大22期(米国会計基準、※日本会計基準は2000年から)を掲載いたします。

 キャッシュフローはファンダメンタルズを重視する機関投資家などが現金創出力や投資効率など企業分析を行う際に使っています。例えば、ファーストリテイリング <9983> の場合、企業が自由に使うことができるお金を示すフリーキャッシュフロー(FCF)はほとんどの期がプラスを確保しており、投資に対する現金の獲得が安定していることがわかります。また、2016年8月期に巨額の投資(投資CFが大幅なマイナス)を行ったことによりFCFがマイナスになりましたが、翌期以降、営業CFが急拡大し、FCFも大幅なプラスに転じています。投資が営業活動による現金の創出につながっていることが窺えます。その結果、2018年8月期末には現金等残高が1兆円近くまで積み上がっています。

         < ファストリのキャッシュフロー推移表 >
ファストリのキャッシュフロー推移表


 ユーザーの皆様もキャッシュフローを使って企業分析を行い、投資に役立ててはいかがでしょうか?

 なお、掲載項目は以下の通りです。
①営業利益:会計上の本業で稼いだ利益
②FCF :営業CFと投資CFを合算した値で、純現金収支ともいう。
・プラスの場合は、事業活動で生み出した資金を示し、その資金は経営者の経営判断により事業展開や株主還元、借入金返済など自由に使途を決めることができる。
・マイナスの場合は、事業活動で資金が不足したことを示す。
③営業CF:本業の営業活動で稼いだ現金の増減を示す。
④投資CF:将来の利益につながる活動に使った現金の増減を示す。
⑤財務CF:増資や配当、金融機関に対する借入・返済などによる現金の増減を示す。
⑥現金等残高:現金・預金と現金同等物を合計した期末の残高を示す。
⑦現金比率:総資産に対する現金等残高の割合を示す。


 今後も、「株探」では投資情報・機能の充実や使い勝手の向上を進めて参りますので、何卒ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

                         敬具

                         2019年7月11日
                         株探運営事務局 広報

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