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【市況】東京株式(前引け)=反発、円安追い風に切り返すも上値重い展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比49円08銭高の2万1583円43銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億7403万株、売買代金概算は7696億8000万円。値上がり銘柄数は890、対して値下がり銘柄数は1145、変わらずは109銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、日経平均が反発に転じた。前日の米国株市場は軟調だったが、外国為替市場で1ドル=108円80銭台に円安が進み、これが全体相場を下支える格好となった。もっとも業種別には石油株のほかは水産、食料品などディフェンシブが中心で、世界景気の減速懸念が重荷との見方が出るなか、機械や電機などの主力輸出セクターは安い銘柄が多く、上値も重かった。値上がり銘柄数も値下がり数を下回っている。前場の売買代金は7700億円弱にとどまった。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、KDDI<9433>もしっかり。資生堂<4911>も買いが優勢。システムソフト<7527>が急騰、曙ブレーキ工業<7238>も値を飛ばすなど低位株が人気。アクセル<6730>、ネオス<3627>なども買われた。ネクステージ<3186>、ウエルシアホールディングス<3141>なども高い。半面、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>が軟調、キーエンス<6861>も安い。信越化学工業<4063>も値を下げた。富士興産<5009>が大幅安、技研製作所<6289>、バリューコマース<2491>の下げも目立つ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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