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【市況】今週の【早わかり株式市況】5週続伸、米中貿易協議再開・米株最高値でリスクオン


■今週の相場ポイント
 1.日経平均は5週続伸、週初に454円高と令和最大の上げ幅で流れを決める
 2.米中首脳会談では貿易協議再開に合意、半導体や電子部品株中心に買い戻し
 3.世界的な金融緩和ムードのなか、ドル安・円高への警戒感から週央に上昇一服
 4.米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って最高値、リスクオンを後押し
 5.週末は米雇用統計発表前に様子見ムードも、後場に買い優勢となり高値引け

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比470円(2.21%)高の2万1746円と大幅に5週続伸となった。

 今週は週初に令和相場に入ってから最大となる上げ幅を記録し、リスクオン一色のスタートとなり、その後週央にひと押し入れたものの、上値指向の強い地合いを継続した。売買代金は低調が続いたものの、売りが枯れた状態で上値は軽かった。

 1日(月)はG20大阪サミットに合わせて行われた米中首脳会談で貿易協議の再開に合意、中国への制裁関税第4弾も見送られたことを受け、日経平均は454円高と急騰。加えて中国ファーウェイへの輸出規制を一部緩和したことで半導体や電子部品株など主力ハイテクセクターに一斉に買い戻しが入った。この日の動きが、今週の相場の方向性を決めたといっても過言ではない。2日(火)は前日の反動で利益確定売りの動きも出たが、日経平均は小幅ながらプラスで引けた。ただ、3日(水)は世界的な金融緩和ムードのなか、日本は日銀による緩和政策の余地が少ないとの見方から円高警戒感が再浮上、これが自動車や電機など輸出セクターへの売り圧力となり、日経平均を押し下げた。4日(木)は1兆4000億円台という超閑散商いながらも、前日の米株市場でNYダウなど主要指数が揃って史上最高値を更新したこともあって、リスク選好の流れが意識され切り返しに転じた。週末5日(金)は6月の米雇用統計発表を控え模様眺め感が強く、日経平均は狭いレンジでの往来に終始、結局後場に入り買いが優勢となり続伸、この日の高値で着地している。

■来週のポイント
 来週は今週央以降からの上値の重い展開が続く可能性があるものの、為替が円安方向に振れれば2万2000円を目指す展開も期待される。

 重要イベントとしては、国内では8日朝に発表される5月機械受注統計が注目される。海外では10日に米下院、11日に米上院で行われるパウエルFRB議長の議会証言、12日発表の中国6月貿易収支に注視が必要だろう。

■日々の動き(7月1日~7月5日)

【↑】   7月 1日(月)―― 急反発、米中首脳会談の結果を好感し買い優勢
 日経平均 21729.97( +454.05)  売買高12億0244万株 売買代金 2兆2028億円

【↑】   7月 2日(火)―― 続伸、朝安も押し目買いで切り返しプラス圏
 日経平均 21754.27(  +24.30)  売買高10億0203万株 売買代金 1兆8938億円

【↓】   7月 3日(水)―― 3日ぶり反落、円高を受けて利食い売りが優勢
 日経平均 21638.16( -116.11)  売買高10億0890万株 売買代金 1兆9222億円

【↑】   7月 4日(木)―― 反発、米株最高値受けリスクオンの買い優勢
 日経平均 21702.45(  +64.29)  売買高 8億2201万株 売買代金 1兆4548億円

【↑】   7月 5日(金)―― 小幅続伸、米雇用統計を控え様子見姿勢
 日経平均 21746.38(  +43.93)  売買高 9億3315万株 売買代金 1兆5525億円


■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、31業種が上昇
 (2)郵船 <9101> 、商船三井 <9104> など海運業が2週連続で上昇率トップ
 (3)大成建 <1801> など建設、セブン&アイ <3382> など小売り、菱地所 <8802> など不動産といった内需株が買われた
 (4)アステラス <4503> など医薬、日水 <1332> など水産、関西電 <9503> など電力・ガスといったディフェンシブ株も高い
 (5)日立 <6501> など電機、トヨタ <7203> など自動車、ディスコ <6146> など機械といった輸出株は大幅続伸
 (6)東京海上 <8766> など保険、三菱UFJ <8306> など銀行といった金融株も堅調
 (7)住友電 <5802> など非鉄、日本製鉄 <5401> など鉄鋼、信越化 <4063> など化学といった素材株は上げ限定的
 (8)国際石開帝石 <1605> など鉱業、JXTG <5020> など石油株は売られた

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
 1(1) 5G
 2(15) バイオテクノロジー ─── 再生医療を支えるiPS細胞に再脚光 
 3(2) 人工知能(AI)
 4(4) 脱プラスチック
 5(23) 半導体
  ※カッコは前週の順位

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