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【通貨】東京為替:ドル・円は失速、中国製造業の減速に警戒

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

1日午前の東京市場でドル・円は失速。米中貿易交渉の決裂回避を受け円売りが先行したが、中国製造業の減速に警戒感が広がりドルは108円前半に失速した。

ドル・円は、週末に行われた米中首脳会談で交渉の決裂は回避し、アジア市場では窓を空けて寄り付いた。ただ、10時45分に発表された中国6月財新製造業PMIは景気判断の節目50を下回り、中国経済の減速を嫌気した円買いがドルを下押しした。

ただ、ドル売り一巡後はやや値を戻す展開に。ランチタイムの日経平均先物は大幅高で目先の日本株高継続への期待感から、リスク選好的な円売りに振れやすい。また、堅調地合いの中国株や欧米株式先物も、円売りの支援要因となりそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円10銭から108円51銭、ユーロ・円は122円68銭から123円36銭、ユーロ・ドルは1.1347ドルから1.1371ドルで推移した。


【経済指標】

<国内>

・日・6月調査日銀短観・大企業製造業DI:7(予想:9、3月:12)

・日・6月調査日銀短観・大企業非製造業DI:23(予想:20、3月:21)

・日・6月調査日銀短観・大企業全産業設備投資:前年度比+7.4%(予想:+8.1%、3月:+1.2%)

・中・6月財新製造業PMI:49.4(予想:50.1、5月:50.2)

《MK》

 提供:フィスコ

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