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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ミスミG <日足> 「株探」多機能チャートより

■ミスミG <9962>  2,635円 (-51円、-1.9%)

 ミスミグループ本社 <9962> が続落。前週末21日の取引終了後に発表した5月の月別連結売上高実績が、258億8000万円(前年同月比10.5%減)となり、3ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。流通事業であるVONA事業をはじめ、FA事業、金型部品事業の3事業全てがマイナスとなった。なかでも、FA事業は81億9900万円(同19.3%減)でマイナス幅が大きかった。

■サーラン <2734>  583円 (-11円、-1.9%)

 サーラコーポレーション <2734> が反落。24日の午前中、子会社中部ガスが愛知県豊橋市、第一環境(東京都港区)、中部電力 <9502> と共同で、豊橋市曙町で積水ハウス <1928> が分譲中の「コモンステージミラまち」において、今年10月から電力スマートメーターの通信技術を利用した水道・電気・都市ガス共同の自動検針を実施すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。今回の共同自動検針の導入は、豊橋市の水道検針業務を受託している第一環境及び都市ガスを供給している中部ガスが、中部電力が提供する自動検針のサービスを利用し、水道メーター・都市ガスメーターの検針値を通信により自動で収集し、料金請求を行うというもの。今後各者は、10月からの共同検針導入に向けて、詳細設計や住宅の竣工に伴う現地工事などの準備を進めるとしている。なお、同取り組みは、厚生労働省の「生活基盤施設耐震化等交付金」による事業として採択されているという。

■東エレク <8035>  14,810円 (-250円、-1.7%)

 東京エレクトロン <8035> など半導体関連に売りが先行。前週末の米国株市場ではNYダウが一時最高値を更新したものの、引けにかけて値を消しマイナス圏で着地、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も同様に安くなった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4日ぶり反落しており、この流れを東京市場でも引き継いでいる。株価は前週末まで3日続伸と底入れの気配を見せていたが、足もとは目先筋の戻り売りに押されている。

※24日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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