【特集】ディーエムソリュ Research Memo（9）：同社の強みとなってきたバーティカルメディア

■今後の取り組み

2. インターネット事業の展開
既存メディアの強化に加え、2018年12月に事業譲受した「MOBY」、及び2019年3月に子会社化したセンターリーズ(株)の有する「e-脱毛エステ.com」などのメディアの価値を高める一方、パートナーとの連携によるメディア運営を拡大し、バーティカルメディアの収益力の強化と多様化を図る。併せてデジタルマーケティングの体制も強化する。2018年12月に事業譲受を行った自動車情報サイト「MOBY」は、月間訪問者数600万人超を誇る有力な情報サイトで、かつてのカー雑誌のいいとこ取りをした電子媒体と言うこともでき、既に優良な広告媒体として広告収入により事業を運営している。加えて、ディーエムソリューションズ<6549>の有するインターネット広告やSEOのノウハウなどデジタルマーケティングの能力を利用することで、サイト価値を高め広告単価の上昇や新規広告主の開拓を進める方針である。国内屈指の脱毛関連比較サイト「e-脱毛エステ.com」は、脱毛サロンや脱毛クリニックの体験レビューをメインコンテンツに、20代～30代の女性を中心に多くの支持を得ている。「e-脱毛エステ.com」も同社の有するデジタルマーケティングの技術を投入することで、新規のユーザーや広告主を開拓、事業として拡大を目指していく。また、(株)小学館と取り組んでいる「NEWSポストセブン」の好調を受け、パートナー企業のポータルサイトと「ウォーターサーバー比較」など同社バーティカルメディアとの連携を深め、記事の利用や相互送客、ポータルサイト内での比較サイト運営などの企画を強化していく考えである。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　宮田仁光）

《SF》

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