【通貨】明日の為替相場見通し＝円高の落ち着き処探る展開

　今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、急激に進行した円高がいったん落ち着くか、どうかが焦点となりそうだ。予想レンジは１ドル＝１０７円３０～１０８円５０銭。

　米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で年内の利下げが示唆されたことを受け、時間外取引で米長期金利は一時１．９７％まで急低下した。これを受け、１０７円４０銭台までドル安・円高が進む場面があった。ただ、欧州時間に入り米長期金利は２．０％前後に戻し、ＮＹダウ先物も上昇している。目先は１０７円４０銭台を底に戻りを試す展開も予想されるが、１０８円台に復帰できるかが注目される。今晩は米５月景気先行総合指数や米１～３月期経常収支が発表される。また、明日は国内で５月消費者物価指数が公表される。



出所：みんなの株式（minkabu PRESS）