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【材料】東京製鉄が年初来安値更新、7月鋼材全品種値下げで市況の下落に懸念

東京製鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京製鉄<5423>は3日続落で年初来安値を更新している。同社は17日、7月契約分の鋼材販売価格を全品種で前月比3000~5000円引き下げると発表しており、これが嫌気される形で売りを誘発している。最近では米中貿易摩擦の激化により、鋼材に加え経済の先行指標とされている原料の鉄屑の市況が低調な需要を反映し軟調に推移している。中国などから割安な鋼材が流入し、流通事業者の鋼材在庫が増加している様子だ。足並みをそろえた在庫調整が期待されていたが、同社の値下げは市況の下落に拍車を招きかねないことも懸念されている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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