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【通貨】外為サマリー:1ドル108円60銭台に上げ幅拡大、米金利上昇が支援材料

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円62銭前後と前週末午後5時時点に比べ40銭強のドル高・円安となっている。

 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円55銭前後と前日に比べ20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。18~19日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードが強かったが、この日に発表された米経済指標の堅調さがドルを後押し。5月の米小売売上高は市場予想をやや下回ったものの4月分は上方修正され、5月の米鉱工業生産が市場予想を上回ったことで米景気の減速懸念が後退した。

 この流れを引き継いだ東京市場は、時間外取引で米10年債の利回りが上昇していることを手掛かりに一段とドルが買われる展開。同利回りが2.10%台に乗せるとドル買い・円売りが活発化し、午前9時40分過ぎに108円65銭まで上昇した。日経平均株価は軟調な動きとなっているが、今のところ株安は意識されていないようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1218ドル前後と同0.0060ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=121円86銭前後と同20銭強のユーロ安・円高で推移している。



出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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