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【通貨】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、豪準備銀行議事要旨などが手掛かり材料に


■下落、米中対立継続を警戒した豪ドル売り

先週の豪ドル・円は下落。米トランプ政権が対メキシコ関税上乗せ見送りを決めたことを好感して円売りが先行したが、トランプ大統領が「米中首脳会談が実現しなければ関税第4弾を直ちに実施」と述べ、米中対立の継続が警戒されたことから、豪ドル売りが優勢となった。5月豪雇用統計も目立った改善はみられず、リスク回避的な豪ドル売りは縮小しなかった。取引レンジ:74円78銭-76円32銭。

■伸び悩みか、豪準備銀行議事要旨などが手掛かり材料に

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪準備銀行(中央銀行)が「労働市場の状況を注視」としていることで注目された5月雇用統計に改善はみられず、追加利下げ観測に傾きやすい。豪準備銀行の6月理事会議事要旨の発表や、ロウ総裁の講演が予定されており、追加利下げへの示唆があるか注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:豪準備銀行の6月理事会議事要旨
・20日:ロウ豪準備銀行総裁講演

予想レンジ:73円00銭-76円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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