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【通貨】欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋る展開か

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

14日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。今晩発表の米小売売上高など経済指標が底堅い内容なら株高を通じてドル買いに振れやすい見通し。ただ、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利下げが意識され、ドル買いは小幅にとどまろう。

前日の海外市場では、引き続き米中貿易摩擦の行方を見極める展開となり、材料難のなか狭いレンジ内での取引にとどまった。今月28-29日開催のG20大阪サミットで米中首脳会談が設定される可能性から、両国の協議における進展への期待感と決裂への警戒感が交錯。トランプ米大統領は追加制裁をちらつかせる半面、合意に意欲的なスタンスを示すなど譲歩しない中国側を揺さぶる作戦のようだ。

ただ、本日のアジア市場では、米中の対立激化に対する過度の懸念を背景とした円買いは弱まっており、ドル・円は108円前半の押し目買いで引き続き底堅く推移した。

この後の欧米市場では、米経済指標が材料視される。21時半発表の5月小売売上高と同鉱工業生産はいずれも4月のマイナスからプラスへの改善が見込まれる。逆に、23時の6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は5月から低下する見通し。同指数は5月の速報値で2004年以来の高水準に達したが、今晩の6月分で息切れが意識される可能性もあろう。

市場では、連邦準備制度理事会(FRB)は18-19日開催のFOMCで政策金利は据え置くものの、7月利下げを示唆するとの思惑が広がる。そのため、経済指標が低調となればドル売りに振れそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・5月小売売上高(前月比予想:+0.6%、4月:-0.2%)
・22:15 米・5月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、4月:-0.5%)
・22:15 米・5月設備稼働率(予想:78.0%、4月:77.9%)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:98.0、5月:100.0)
・23:00 米・4月企業在庫(前月比予想:+0.5%、3月:0.0%)
・EU財務相理事会

《SK》

 提供:フィスコ

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