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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):HOYA、3DM、Bガレージ

HOYA <日足> 「株探」多機能チャートより
■HOYA <7741>  8,043円  -42 円 (-0.5%)  本日終値
 HOYA<7741>は続落。SMBC日興証券が13日付で投資評価を「1」から「2」とし、目標株価を8000円から7600円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、マスクブランクスの成長見通しに変更はなく、同社が半導体関連銘柄の中では相対優位にあるとの見方にも変化はないとしながらも、HDD向け部品の成長曲線を下方修正し、20年3月期の営業利益予想を1620億円から1600億円へ、21年3月期を同1750億円から1680億円へ下方修正した。ただ、営業利益は過去最高益を更新し続ける見込みで、自社株買いも継続する余力があるとし、今後はHDD向け部品の成長拡大機会や、ライフケアでのM&Aなど非連続成長機会到来のタイミングに注目としている。

■バーチャレク <6193>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 バーチャレクス・ホールディングス<6193>がストップ高。13日の取引終了後、傘下のバーチャレクス・コンサルティングが、19~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われる「第10回教育ITソリューションEXPO」に出展すると発表しており、ビジネスチャンスにつながるとの期待から買いが入った。今回の出展は、グループ会社であるタイムインターメディアとの共同出展で、業務の自動化・効率化を実現するRPAと教務システムを連携させた「RPA×教務」を紹介。また、学校運営に必要なあらゆるシステムや、最新テクノロジーと教務を融合させた新サービスを見ることができる「ミライ」ブースも設置予定という。

■サムライJP <4764>  126円  +21 円 (+20.0%)  本日終値
 SAMURAI&J PARTNERS<4764>が商い急増のなか急動意。同社が13日取引終了後に発表した19年2~4月期は売上高が83%の伸びを示した。また、営業損益は2200万円の赤字だったが、前年実績と比べ赤字幅が縮小しており、これがポジティブ材料となった。業績実態面ではやや買いの根拠には乏しいものの、低位株特有の値幅効率の高さが個人投資家を中心とした投機性の強い資金の流入を促している。

■3DM <7777>  611円  +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 スリー・ディー・マトリックス<7777>がストップ高。同社は13日取引終了後、富士フイルムホールディングス<4901>の欧州法人と欧州全域における消化器内視鏡手技向け「PuraStat」の独占販売権契約を締結したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。富士フイルムがPuraStatを商品ポートフォリオに加えることは富士フイルムが目指す内視鏡診断から処置に至るソリューション提供において、重要な「止血」という機能だけではなく、「後出血」の発生頻度を抑えることができるという点で戦略的価値が高いと評価されている。

■Jテック・C <3446>  4,750円  +690 円 (+17.0%) 一時ストップ高   本日終値
 ジェイテックコーポレーション<3446>が続急騰。13日の取引終了後、独自の表面ナノ加工技術を活用した新たな事業を開始すると発表しており、今後の業績への貢献が期待されている。同社はこれまで、オプティカル事業、ライフサイエンス・機器開発事業の2つの事業を展開してきたが、7月1日以降、独自の表面ナノ加工技術を活用し「次世代半導体製造及び評価装置用光学素子」「X線顕微鏡用光学素子」「高精度マスク基板における当社ナノ加工・計測技術の適用」などの分野において、有力企業との共同開発により光学素子の開発及び基板加工開発に取り組むという。なお、20年6月期業績への影響は軽微としている。

■ビューティガレージ <3180>  1,505円  +209 円 (+16.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ビューティガレージ<3180>が続急騰。13日の取引終了後に発表した20年4月期の連結業績予想で、売上高160億3500万円(前期比15.8%増)、営業利益7億4300万円(同18.3%増)、純利益4億5100万円(同19.0%増)を見込み、年間配当を1円増額して10円を予定していることが好感された。18年5月に投入した新ECサイトと新基幹システムの安定運用とUI/UXの進化・改善を行うことで、ロイヤルユーザー層の拡大と1顧客当たりの年間利用額の増加を図る見通し。一方でITシステム投資などの積極投資を継続するものの、売上高の増加で吸収する予定だ。なお、19年4月期決算は売上高138億5200万円(前の期比18.6%増)、営業利益6億2800万円(同3.1%減)、純利益3億7900万円(同15.6%減)となった。同時に、10万株(発行済み株数の1.57%)、または1億2000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。

■ジャストプランニング <4287>  536円  +70 円 (+15.0%) 一時ストップ高   本日終値
 13日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は15%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 ジャストプランニング <4287> [JQ] が6月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比15.0%減の8500万円に減ったが、2-7月期(上期)計画の1億3500万円に対する進捗率は63.0%に達し、5年平均の51.1%も上回った。
  ⇒⇒ジャストプランニングの詳しい業績推移表を見る

■ジオマテック <6907>  795円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 ジオマテック<6907>がストップ高。14日付の化学工業日報で、「高い反射防止性能を持つモスアイ(蛾の目)型フィルムの拡販に取り組む」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、一般的に凹凸構造のモスアイフィルムは汚れが付着しやすいが、同社の製品は超撥水撥油性を有し防汚性に優れるという。また、「車載ディスプレイ用途で採用が決まった」ともあることから、早期の業績への貢献が期待されている。

■メディアシーク <4824>  750円  +92 円 (+14.0%) 一時ストップ高   本日終値
 メディアシーク<4824>が5日ぶりに急反発。13日の取引終了後、出資先であるLink-U<4446>が、東京証券取引所からマザーズ市場への新規上場を承認されたと発表しており、これが好材料視された。Link-Uは、サーバー技術を用いたデータ配信、分析・処理を主としたインターネット事業を展開しており、上場予定日は7月18日。なお、メディアSは6月13日付でLink-U株式40万株(発行済み株数の9.05%)を所有している。

●ストップ高銘柄
 アズ企画設計 <3490>  1,941円  +400 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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