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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤーマン、ラクスル、ファストリ

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤーマン <6630>  1,021円  +117 円 (+12.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 13日に決算を発表。「今期経常は2%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。
 ヤーマン <6630> が6月13日大引け後(15:00)に決算を発表。19年4月期の連結経常利益は前の期比6.9%増の57.1億円になり、20年4月期も前期比2.0%増の58.2億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、6期連続増益になる。
  ⇒⇒ヤーマンの詳しい業績推移表を見る

■ラクスル <4384>  4,660円  +420 円 (+9.9%)  11:30現在
 ラクスル <4384> [東証M] が急反騰。13日大引け後に発表した19年7月期第3四半期累計(18年8月-19年4月)の経常損益(非連結)が1億3800万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。主力のネットで印刷物を注文できる「ラクスル」のユーザー数がテレビCM効果などで新規顧客、既存顧客のリピート購入がともに好調に推移したことが寄与。通期計画の1億1600万円(予想レンジ中値)を上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ハウスドゥ <3457>  1,589円  +90 円 (+6.0%)  11:30現在
 ハウスドゥ<3457>は8連騰している。午前9時30分ごろ、北関東・東北エリアでのハウス・リースバック事業の取り組み拡大に向けて、直営店「ハウスドゥ!家・不動産買取専門店 大宮駅前店」をオープンしたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社では、住みながらその家を売却できるハウス・リースバックについて、これまでは首都圏、中部圏、近畿圏の3大都市圏を主要エリアとして対応してきた。ただ、3大都市圏以外のエリアからの問い合わせが多数あったことから、北関東・東北エリアのの顧客ニーズに対応するため今回の出店を行ったとしている。

■リックソフト <4429>  18,600円  +810 円 (+4.6%)  11:30現在
 リックソフト<4429>が大幅高、今月6日につけた上場来高値を更新した。同社は今年2月26日に東証マザーズ市場に上場、公開価格4000円に対し2.3倍の9050円の初値をつけたことで話題となった。しかし、時価はそこから更に倍の水準まで上値を伸ばしている。スピード重視のソフト開発手法で脚光を浴びた「アジャイル開発」のツールベンダーであり、パッケージソフトではアジャイル開発と相性の良い豪IT大手のアトラシアン社製品をライセンス販売、19年2月期営業利益は前の期比2.8倍の3億7100万円と際立った伸びを示した。企業のクラウド投資の流れにも対応した製品戦略にも余念がなく、今後についても成長期待が強い。

■エア・ウォーター <4088>  1,817円  +76 円 (+4.4%)  11:30現在
 エア・ウォーター<4088>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「同業で世界3位の米プラクスエアからインド事業の一部を買収する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、買収額は240億円程度で、7月中旬に製鉄に使う酸素を製造・供給する設備などを取得するとしている。これに対してエア・ウォーターでは、「当社が発表したものではない。同事業の譲受については、概ね報道内容の通りだが、きょう午後に正式決定する予定で、決定次第公表する」とのコメントを発表している。

■凸版印刷 <7911>  1,688円  +30 円 (+1.8%)  11:30現在
 凸版印刷<7911>が反発している。この日、タイに現地法人「トッパン(タイ)」を設立し、日系企業や現地企業に向けてデジタル技術を活用したマーケティングソリューションの提供を本格的に開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社はこれまでも、タイでの観光インバウンド向けコンテンツ制作などのビジネスを展開してきたが、リアルとデジタル技術を融合させたマーケティングソリューションを本格的に提供するため、同現地法人を設立するという。今後は、デジタルサイネージなどを活用したセールスプロモーション事業に加え、IoTやID認証などのデジタル技術を活用したスマートオフィス/スマートファクトリー化支援などを提供するとしている。

■ファーストリテイリング <9983>  65,870円  +970 円 (+1.5%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が1000円近い上昇で6万5000円台後半に歩を進め、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス形成から一段の上値慕いの動きをみせている。きょうは日経平均株価が売り買い交錯のなかも強さをみせ、2万1000円台で売り物をこなしているが、値がさの同社株の上昇による影響が色濃い。市場では「12日付でUBS証券が同社株の目標株価を6万5000円から7万5000円に1万円も引き上げたことが株価の刺激材料となっている。中国や東南アジアの海外事業の好調をブランド力の向上に置き換えて評価しているが、このファンダメンタルズ評価はタイミング的にやや違和感もある。指数寄与度の高い同社株だけに(メジャーSQ算出などに絡み)“日経平均を意識した”との思惑もマーケットには漂う」(国内準大手証券ストラテジスト)という声もあった。

■国際石油開発帝石 <1605>  915円  +13.1 円 (+1.5%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>やJXTGホールディングス<5020>などに買い先行。中東ホルムズ海峡近くで2隻のタンカーが攻撃を受けたと伝わったことを背景にWTI原油先物価格が急反発、1ドル14セント高の1バレル=52ドル28セントと急速に切り返しており、米国株市場ではエクソンモービル、シェブロンなどのエネルギー関連株が買われた。株式市場全般には地政学リスクとしてネガティブに作用する材料ながら、原油価格上昇と株価連動性の高い資源株や石油関連セクターには足もと買いを誘導する形となっている。

■フィックスターズ <3687>  1,948円  +16 円 (+0.8%)  11:30現在
 フィックスターズ<3687>が売り物をこなし9連騰と気を吐いている。全体相場が調整局面でも我が道を行く展開。海外市場や為替の動向に左右されない内需成長株特有の強さを発揮している。マルチコアプロセッサーによる顧客企業の高速処理のパートナー企業としてリピートオーダー率ほぼ100%の実績を有し、業績は高成長路線をひた走っている。19年9月期上期の営業利益は前年同期比4割増の6億7600万円と好調を極めている。カナダのDウェーブ社との協業による量子コンピューター分野への展開にも今後の期待が大きい。5月下旬には早稲田大学ベンチャーファンドへの出資を発表、SaaSビジネスや量子コンピューター分野のソリューションを充実させる方向で入念な布石を打っている。

■MTG <7806>  1,383円  -128 円 (-8.5%)  11:30現在
 MTG<7806>が大幅安で3日続落し年初来安値を更新している。13日の取引終了後、19年9月期第2四半期(1~3月)の四半期報告書の提出期限について、7月12日まで再延長を求める承認申請書を関東財務局に提出したと発表しており、これが売り材料視されている。本来の提出期限は5月15日だったが、その後6月14日に延期しており、今回は再延長の申請となる。中国子会社における不適切な会計処理の調査を行う第三者委員会で、中国向け越境EC(電子商取引)事業での取引について、不適切会計処理の疑いが新たに認識され、第三者委員会による追加的な調査を実施するため。

■東京エレクトロン <8035>  14,480円  -430 円 (-2.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が軟調。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数など主要株価指数が高かったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発したが、同日に発表された半導体デバイス大手のブロードコムの2~4月決算が市場コンセンサスに届かず、通期売上高見通しも下方修正した。これを受け同社株は時間外で急落、この影響で買いが手控えられている。足もと外国為替市場で1ドル=108円20銭台まで円高方向に振れていることもマイナスに作用している。

■バーチャレク <6193>  869円  +149 円 (+20.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 バーチャレクス・ホールディングス<6193>が一時ストップ高。13日の取引終了後、傘下のバーチャレクス・コンサルティングが、19~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われる「第10回教育ITソリューションEXPO」に出展すると発表しており、ビジネスチャンスにつながるとの期待から買いが入っている。今回の出展は、グループ会社であるタイムインターメディアとの共同出展で、業務の自動化・効率化を実現するRPAと教務システムを連携させた「RPA×教務」を紹介。また、学校運営に必要なあらゆるシステムや、最新テクノロジーと教務を融合させた新サービスを見ることができる「ミライ」ブースも設置予定という。

■3DM <7777>  611円  +100 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 スリー・ディー・マトリックス<7777>がストップ高カイ気配。同社は13日取引終了後、富士フイルムホールディングス<4901>の欧州法人と欧州全域における消化器内視鏡手技向け「PuraStat」の独占販売権契約を締結したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。富士フイルムがPuraStatを商品ポートフォリオに加えることは富士フイルムが目指す内視鏡診断から処置に至るソリューション提供において、重要な「止血」という機能だけではなく、「後出血」の発生頻度を抑えることができるという点で戦略的価値が高いと評価されている。

■Jテック・C <3446>  4,735円  +675 円 (+16.6%)  11:30現在
 13日に発表した「ナノ加工技術活用の新規事業開始」が買い材料。
 ナノ加工技術を活用した光学素子の開発や基板加工開発を手掛ける新規事業を開始。

●ストップ高銘柄
 アズ企画設計 <3490>  1,941円  +400 円 (+26.0%) ストップ高   11:30現在
 ジオマテック <6907>  795円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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