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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シーイーシー、丹青社、ロゼッタ

シーイーシー <日足> 「株探」多機能チャートより
■シーイーシー <9692>  2,276円  +202 円 (+9.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 シーイーシー <9692> が急騰。11日大引け後に発表した20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益が前年同期比22.2%増の16.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。前期のハードウェア切り替え需要に伴う仕入販売の反動減で減収となったものの、利益率の高い案件や自社製品の販売増加、生産性向上などで大幅増益に達成した。上期計画の25.6億円に対する進捗率は64.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■丹青社 <9743>  1,234円  +91 円 (+8.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 11日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は23%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 丹青社 <9743> が6月11日大引け後(15:00)に決算を発表。20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比22.8%減の19.3億円に減ったが、2-7月期(上期)計画の20.6億円に対する進捗率は94.1%に達し、5年平均の81.0%も上回った。
  ⇒⇒丹青社の詳しい業績推移表を見る

■ロゼッタ <6182>  3,450円  +120 円 (+3.6%)  11:30現在
 ロゼッタ<6182>が3日ぶりに急反発している。同社は11日、武田薬品工業<4502>と共同で人工知能(AI)翻訳の開発を開始することで合意したと発表。これが材料視されているようだ。ロゼッタが開発したAI翻訳「T-400」は製薬会社80社以上で導入されているが、武田薬での導入にあたって、外国語に関わる業務をより効率化し、外注コストの削減に貢献するAI翻訳を提供するため共同開発の合意に至ったとしている。

■アイダエンジニアリング <6118>  780円  +26 円 (+3.5%)  11:30現在
 11日、アイダエンジニアリング <6118> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.99%にあたる260万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月1日から10月31日まで。また、今回取得した自社株は11月11日付けで全て消却する。

■ティーガイア <3738>  1,985円  +59 円 (+3.1%)  11:30現在
 ティーガイア<3738>が反発している。11日の取引終了後、小売・商業施設運営事業向けにAI・IoTソリューションを展開しているスタートアップ企業のバカン(東京都新宿区)と資本・業務提携したと発表しており、これを好感した買いが入っている。バカンは、AI・IoTを活用して、カメラやセンサーでレストランやカフェ、トイレの空席や行列などの混雑状況を自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを展開。今回の資本・業務提携によりティーガイアは、バカンのサービスを導入工事からネットワーク保守・管理まで顧客のニーズに応じた形で提供するとしている。

■電気興業 <6706>  3,300円  +95 円 (+3.0%)  11:30現在
 電気興業<6706>が4連騰となっている。同社は11日、第5世代移動通信システム(5G)以降における次世代技術の研究開発強化を目的に、新たに研究所を設立すると発表。これが株価を押し上げているようだ。設立時期は8月を予定。この研究所では、5G向け対応装置やローカル5Gシステムの構築などの基礎開発から試作開発までを行うとしている。同社は7日に20年3月期通期の連結営業利益見通し27億円(前期比0.4%増)や、自己株式を除く発行済み株式総数2.28%相当の28万株、6億5000万円を上限とする自社株買いを発表しており、これらを好感した買いも引き続き流入しているようだ。

■日特エンジニアリング <6145>  2,770円  +76 円 (+2.8%)  11:30現在
 日特エンジニアリング<6145>が7日続伸している。犬や猫へのマイクロチップ装着の義務化などを柱とした改正動物愛護法がこの日午前、参院本会議で可決、成立したことを受けて、関連銘柄として物色されている。同社は「NITTOKUスマートチップ」の名称でペット用のマイクロチップを展開。個体識別番号だけではなく、個体情報や予防接種情報、連絡先などを記憶させられるのが特徴としている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,999円  -206 円 (-2.0%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>は反落している。米ニューヨーク州など10の自治体が11日、同社子会社で米携帯通信4位のスプリントと、同3位のTモバイルUSの合併を差し止めるよう米裁判所に提訴したことが伝わっており、これが嫌気されている。提訴では、合併は通信料金の引き上げなど消費者の不利につながると指摘。仮に合併が差し止めとなれば、ソフトバンクグループの成長戦略にネガティブな影響を与えるとの見方が強まっているようだ。

■三井ハイテック <6966>  1,101円  -6 円 (-0.5%)  11:30現在
 三井ハイテック<6966>が朝安スタートの後切り返している。11日の取引終了後、20年1月期連結業績予想について、営業利益を7億円から3億円(前期比40.0%減)へ、最終利益を5億円から1億円(同67.0%減)へ下方修正したが、同時に40万株(発行済み株数の1.07%)、または4億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことから、これが好感されている。取得期間は6月12日から7月10日で、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。下方修正は、電子部品事業で、スマートフォンなどの携帯用端末、民生及び車載向けリードフレームの需要が低迷し、リードフレームの販売が減少していることが要因。一方で、金型事業や電機部品事業、工作機械事業は好調に推移する見込みであることから、売上高は860億円(前期比4.9%増)の従来見通しを据え置いたが、上期の電子部品事業が固定費をカバーできず赤字となる見通しであることから、通期予想を引き下げたとしている。なお、第1四半期(2~4月)連結決算は、売上高205億8800万円(前期比1.0%増)、営業損益3億4700万円の赤字(前年同期2億5100万円の黒字)、最終損益3億1500万円の赤字(同3億4500万円の黒字)だった。

■日東製網 <3524>  1,664円  +272 円 (+19.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 日東製網 <3524> が一時ストップ高。11日大引け後に発表した19年4月期の連結経常利益は前の期比12.0%減の8.6億円になったものの、続く20年4月期は前期比27.6%増の11億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は漁業法の改正などで漁具資材の需要が高まるなか、主力の漁網の販売が増加するほか、陸上関連では獣害防止ネットやスポーツネット、遊具ネットなどの受注が伸び、11.9%の増収を見込む。

■ホットマン <3190>  663円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 ホットマン<3190>がストップ高まで買われているほか、バッファロー<3352>はストップ高カイ気配。オートウェーブ<2666>とカーメイト<7297>は新値追いとなるなど、カー用品を手掛けている銘柄への物色人気が続いている。11日付の日本経済新聞が、安全機能の付いた車種に限定して「政府は高齢ドライバー専用の新しい運転免許をつくる方針だ」と報じたほか、東京都の小池百合子知事が前日に、アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置の取り付け費用を9割程度補助する方針を表明。これを受けて急発進防止装置などの後付け需要が期待されているようだ。

■UEX <9888>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 UEX<9888>がストップ高。11日の取引終了後、ステンレス鋼や構造用鋼などの特殊鋼鋼材の販売を行う、住商特殊鋼(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回の子会社化は、両社がこれまで培ってきた経営資源を相互に有効活用し、物流拠点や配送体制などの最適化を進めるのが狙い。取得価額は29億1700万円で、株式譲渡実行日は8月1日を予定している。なお、業績への影響は現在精査中としている。

■エスエルディー <3223>  950円  +109 円 (+13.0%) 一時ストップ高   11:30現在
 11日に発表した「ポケモンカフェ開業支援業務を受託」が買い材料。
 ポケモン社が大丸心斎橋店本館に開店を予定するオフィシャルショップ「ポケモンセンターオーサカDX&ポケモンカフェ」に常設するカフェ店舗の開業支援業務を受託。

●ストップ高銘柄
 バッファロー <3352>  1,400円  +300 円 (+27.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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