市場ニュース

戻る

【市況】買い戻しの域出ずなお手控えムード/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 20878.90 (+104.86)
TOPIX  : 1530.59 (+5.68)

[後場の投資戦略]

 米国ではNYダウが連日で3ケタの上昇となり、東京市場でも買い戻し優勢の展開となった。FRBの利下げによる景気下支えへの期待や、通商摩擦への過度な警戒感の後退により半導体関連株などの上げが目立つ。ただ、市場ではなお「買い戻しの域を出ない」との見方が多い。前場の東証1部売買代金はおよそ8300億円にとどまっており、市場の買い手控えムードが根強いことを窺わせる。日経平均寄与度の大きい値がさ株や半導体関連などの景気敏感株の前日からの動向を見ると、リバランス(資産の配分調整)目的の売買が中心とみられ、新規の資金流入は乏しそうだ。この週末には米5月雇用統計の発表も控えており、後場は模様眺めムードが一段と強まることも想定される。

 NYダウに比べ日経平均の戻りはやや鈍い印象だが、通商摩擦や世界経済の減速、今秋に予定される消費増税への懸念が根強いことなどが背景にあるとみられる。市場のムードが明るさを取り戻すにはなお時間を要するだろう。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

日経平均