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【経済】白金市場は上昇の可能性が サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は白金市場についての興味深いレポートをご紹介します。

松永さんのブログ、松永総研では、『ドイツ連邦自動車局が昨夜発表した5月の新車登録台数は、前年同月比9.1%増の33万2962台となりました。5月は、ディーゼル車が16.2%増した一方、ガソリン車が0.7%増に留まりました』とのことで、『ここにきてディーゼル車の販売台数が急増し始めていることは注目』であると伝えています。

2015年9月のフォルクス・ワーゲン社の排ガス不正事件を覚えておいででしょうか?それから欧州でディーゼル車離れが継続したのが転換してきた模様です。また、ワールド・プラチナ・インベストテンカウンシル(WPIC)による今年の白金需給の見通しでは『前回見通しの「68万オンスの供給過剰」から「37万オンスの供給過剰」へと変更』されたとのことで、その背景にも直近の数カ月でディーゼル車需要が上昇に転じたことが指摘されているようです。

ドイツ政府が昨年10月2日に『古いディーゼル車の下取りによる買い替え促進などを含む排ガス対策を発表し』たことにより、ルノーやフォルクス・ワーゲンが支援金支給を発表。レポートでは『それと同時期にベルリンなど多くの都市で古いディーゼル車の乗り入れを禁止することが発表され』、『古いディーゼル車の買い替えが増加傾向に転じ』たと考察しており、『これからの白金価格は、「ディーゼル車の排ガス不正問題で2015年から下落基調を続けた反動」による上昇基調を始める可能性も出てきました』との見解を述べています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の6月6日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

 提供:フィスコ

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