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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:楽天、ファイバーG、ソフトバンクG

楽天 <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイボウズ <4776>  1,224円  +81 円 (+7.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 サイボウズ<4776>が大幅高、年初来高値を更新した。時価は2006年8月以来約12年10カ月ぶりの高値圏にある。旺盛な企業のIT投資需要が、パッケージソフトやクラウドサービスを展開する同社の業績にも追い風となっている。得意とするグループウェアは高い競争力でシェアを伸ばしており、安倍政権が掲げる「働き方改革」を背景とした業務効率化のニーズを取り込んでいる。ここ、株式市場では主力輸出株の上値が重いなか、内需のIT系銘柄が注目されているが、特にクラウド関連の株価再評価が進んでおり、同社もその典型的な銘柄のひとつに挙げられる。

■楽天 <4755>  1,189円  +73 円 (+6.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 楽天<4755>が反発している。グループの楽天ペイメントは5日、キャッシュレス化の推進に向けてJR東日本<9020>と連携すると発表。これによるユーザー数の拡大などが期待されているようだ。両社の連携により、楽天ペイメントが運営するスマホアプリ「楽天ペイ」アプリ内で、JR東日本が提供する交通系ICカード「Suica」の発行やチャージができるほか、全国の鉄道約5000駅、バス約5万台に加え、交通系電子マネーとして約60万店舗での支払いが可能。開始時期は2020年春を予定している。

■ファイバーゲート <9450>  3,645円  +205 円 (+6.0%)  11:30現在
 ファイバーゲート<9450>は急伸。同社は5日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、6月14日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表した。同社は、集合住宅や商業施設向けにWi-Fi環境の構築・運用などのサービスを提供しており、19年6月期連結業績予想は売上高54億円(前期比35.8%増)、経常利益8億5300万円(同67.3%増)を見込む。また、19年6月30日時点の株主から株主優待制度を一部変更する。現行制度では毎年6月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して一律でクオカード2000円分を贈呈していたが、新制度では保有株数と保有期間に応じてクオカード2000円分~4000円分を贈呈するとしている。さらに、6月13日に15万7200株の立会外分売を実施すると発表した。市場変更における形式要件の充足を目的としており、分売値段は分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定。また、買付申込数量の限度は顧客1人につき200株としている。

■Jエレベータ <6544>  2,224円  +116 円 (+5.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が大幅続伸。同社はエレベーターやエスカレーターの保守・保全や、リニューアルを展開するが、高い技術力と価格競争力を武器にシェアを伸ばしている。20年3月期は営業利益段階で前期比13%増の23億円を見込む。エレベーターでは保守事業が好調なほか、制御盤のみを交換する手法で工期短縮の実現とコストを大幅に抑えた「クイック・リニューアル」が需要を捉えており、業績への貢献が期待される状況にある。

■フィックスターズ <3687>  1,899円  +91 円 (+5.0%)  11:30現在
 フィックスターズ<3687>が買い人気が継続、1800円台後半に歩を進め年初来高値を更新した。株価は18年3月につけた上場来高値2080円(株式分割後修正値)も視界に捉えている。マルチコアプロセッサーの高速化ソフトを開発し、高速化に特化した企業としては国内で競合他社がいないという状況にあり、リピートオーダー率がほぼ100%という実績が光る。各種アニーリングマシンを活用した量子コンピューター導入支援ビジネスを展開していることもポイント。会社側では「量子コンピューターは選択肢のひとつで顧客ニーズがあれば対応するが、当社の立場として推奨しているわけではない」としているが、同分野の関連最右翼として株式市場でも注目度が高い。

■アカツキ <3932>  5,740円  +260 円 (+4.7%)  11:30現在
 アカツキ<3932>が続急伸、25日移動平均線を上放れつつある。スマートフォンゲームの開発・運営を手掛け、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が国内外で好調で収益を牽引している。また「ロマンシングサガ リ・ユニバース」なども好調で今後に期待が大きい19年3月期は営業利益段階で前期比29%増の136億3500万円と大幅な伸びを示した。20年3月期業績予想について会社側は未開示ながら、増収増益が市場コンセンサスとなっている。

■日本システムウエア <9739>  2,631円  +119 円 (+4.7%)  11:30現在
 NSW<9739>が上値追い継続、連日の年初来高値更新と強さを発揮している。独立系のシステムインテグレーターで組み込みソフトやデバイス設計で強みを持つ。現場で書き換え可能な電子回路FPGAにヘイズ・リダクションという画像処理ソフトを実装し、フルハイビジョンサイズの動画で鮮明化した映像を送る技術が注目されるなど、同社の画像AI分野のノウハウは5G時代に活躍余地が高い。業績も好調で19年3月期の営業14%増益に続き、20年3月期も前期比4.4%増の35億円を見込む。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,905円  +326 円 (+3.4%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が続伸、5日移動平均線とのマイナスカイ離を解消し底入れの気配をみせている。同社が出資する米配車サービス大手ウーバーテクノロジーズの株価が米株市場で戻り歩調を強めている。前日、ウーバーの株価は5月10日上場後初めて公開価格を上回った。これを受けてソフトバンクグループは含み益拡大への期待がポジティブ材料となっている。

■薬王堂 <3385>  2,274円  +62 円 (+2.8%)  11:30現在
 ドラッグストアを展開する薬王堂<3385>が続伸している。同社は5日取引終了後に、5月度の月次速報を公表。既存店売上高が前年同月比5.2%増となったことが好感されているようだ。既存店の客単価は前年同月比0.3%減となったが、客数が同5.5%増と伸びたことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同11.5%増となっている。

■クボタ <6326>  1,708円  +11 円 (+0.7%)  11:30現在
 クボタ<6326>が3日続伸。SMBC日興証券は5日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は1700円から2000円に見直した。同証券では19年12月期の連結営業利益を従来予想の2013億円から前期比13.6%増の2150億円(会社計画2000億円)、20年12月期の同利益を2050億円から2186億円(今期推定比1.7%増)に増額修正した。同証券では、従来は金利上昇シナリオをベースに今期はインセンティブ率が悪化することを予想していたが、米金利低下が収益改善要因に働くと指摘。また、北米建機事業は堅調であり、米国景気と金利低下を追い風に今期業績は会社計画を上回るとみている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,568円  +38 円 (+0.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は3日続伸。米国とメキシコの不法移民の流入を巡る協議が不調に終わったとの報道を受け外国為替市場で円が買われ、朝方に1ドル=108円10銭台までドル安・円高に振れた。自動車セクターにはマイナス材料として警戒されたが、その後は再びドルが買い戻され1ドル=108円40銭近辺まで円安方向に押し戻されている。トヨタの今期想定為替レートよりは円高ながら、1ドル=108円台の推移であれば目先の株価には織り込みが進んだとみられる。日米通商交渉では合意は先延ばしとなっているものの、当面米国による自動車関税の引き上げの動きは封印されそうで、これも同社株にとっては安心材料となっている。

■ダイキン工業 <6367>  13,400円  +55 円 (+0.4%)  11:30現在
 ダイキン工業<6367>が高い。水戸証券は5日、同社株のレーティングを「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は1万6800円(従来1万5500円)とした。空調で世界トップの同社の19年3月期の連結営業利益は前の期比9%増の2762億5400万円と6期連続で過去最高を更新。中国市場は悪化したが、日本や米州、欧州などが好調だった。20年3月期の同利益は会社計画と同水準の前期比3%増の2850億円を予想。日本は学校向けの空調特需や米州は需要拡大とシェア上昇が見込める。21年3月期は今期推定比18%増の3350億円への大幅増益を予想。先行投資による固定費増や、原材料高、関税の影響は一巡するとみており、利益水準は一段と拡大することを見込んでいる。

■セリア <2782>  2,511円  -152 円 (-5.7%)  11:30現在
 セリア<2782>が急反落。株価は一時2500円台を割り込み、株式分割を考慮した実質ベースで15年12月以来、4年半ぶりの水準に売られた。5日引け後に発表された5月度の既存売上高は前年同月比で1.3%減と、4月の2.8%減に続きと前年割れとなった。新規店舗を含めた全社ベース売上高も同5.0%増にとどまり、会社側が打ち出している20年3月期売上高計画の同7.3%増に対する未達が懸念され、失望売りが出ているようだ。中部地方を軸に100円ショップを全国展開する同社は、高い商品開発力や積極的な店舗展開で業績を拡大してきたが、最近ではその成長戦略に陰りが見えていることが懸念されている。

■ジンズ <3046>  6,400円  -120 円 (-1.8%)  11:30現在
 ジンズ<3046>は小幅反落している。同社は5日の取引終了後、5月度の月次売上速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比4.7%増と4カ月連続で前年実績を上回った。ただ、織り込み済との見方から、株価は小幅反落となっている。5月は、ゴールデンウィークの連休が前年より増加したことに加えて、前月同様に1本で簡単にメガネにもサングラスにもなるアイウェア「JINS Switch(ジンズ・スイッチ)」が売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同8.5%増だった。

■ビリングシステム <3623>  2,500円  +360 円 (+16.8%)  11:30現在
 5日、ビリングシステム <3623> [東証M]が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 イトーヨーギョー <5287>  742円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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