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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月6日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日経平均株価は、昨日の反発がはっきりとした下降の流れの途中の一時的な動きなら、上値の目安の最大値が5月14日以降の反発調と同程度の値幅(679円幅)となります。

 下降の流れを継続している場合、優先順位の高いポイントは、目安になる場所へ到達することではなく、短い日柄で終了することになります。

 昨日の反発調が下降途中の一時的な上げで、すぐに下降を開始するのであれば、本日中に戻り高値をつけて、すぐに下降を開始すると考えられます。

 本日は、上値の目安になっている2万0968円へ到達しなくても、下降を開始するなら、調整を終了して、下げの流れへ入っているという見方になります。本日下げる動きは、勢いの強い下げの流れの継続を示す動きになります。

 本日は、寄りつき後、すぐに下降の流れへ入った後、引けまでの間に2万0400円程度か、それ以下まで下げると考えられます。

 本日、価格が下げても、昨日の陽線の範囲内で下値堅く推移する場合、最近の反発が下げの流れの途中の一時的な反発ではなく、4月末からの下げ幅全体を修正する動きである可能性が大きくなります。

 そうなると、6月中は、2万1000円前後を上値の限界とした戻せば売られる展開となる可能性が出てきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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