【市況】6日の株式相場見通し=貿易摩擦にらみで神経質な展開、前日大幅高の反動も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比207.39ドル高の2万5539.57ドルと3日続伸した。この日発表された米5月ADP雇用統計は予想を下回ったが、市場には米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、全般相場は買い先行となった。公益や生活必需品などディフェンシブセクターが堅調で、プロクター&ギャンブルやウォルマート、ビザが高い。アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力IT関連株もしっかり。決算が好調だったセールスフォース・ドットコムやキャンベル・スープが買われた。半面、原油価格の下落でエクソン・モービルが安く、ファーウェイとの取引停止で売上高見通しを引き下げたスカイワークス・ソリューションズが値を下げるなど半導体株が軟調だった。ナスダック総合株価指数は、同48.358ポイント高の7575.475と続伸した。
日程面では、政府の規制改革推進会議に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)定例理事会(ドラギ総裁会見)、米4月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)