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【市況】<マ-ケット日報> 2019年6月4日

 4日の市場は日経平均が小幅ながらも5日続落。終値は前日比2円安の2万408円で、2月8日以来、およそ4カ月ぶりの安値となった。朝方は前日までの下げに対する反動から買い戻しが先行したが、円高がこの日も止まらなかったことから次第に下げに転じ、そのままマイナス圏での取引を強いられてしまった。企業の想定為替レート1ドル=108円87銭を超えると売り物が出やすくなるようだ。

 昨日の米国市場は短期的な売り方の買い戻しが入りダウ平均は小反発した。中国からメキシコへ広がった先の見えない貿易戦争を嫌気してこの日も幅広く売られたが、株安による値頃感やディフェンシブ銘柄への買いでダウ平均は辛うじてプラス圏へと戻している。しかし、5月のISM製造業景況感指数が2年7カ月ぶり水準に低下したことでナスダック指数は大幅続落。こちらはほぼ3カ月ぶり安値となり、5月3日の最高値から10%超の下落で調整局面入りを明確にした。

 さて、東京市場はダウ平均の下げ止まりや値頃感から小幅な下げにとどまったが、依然として米国発の関税不況が織り込めず反発機運は乏しいままだ。来年の大統領選のための外交・政策が行き詰まっているトランプ政権は関税引き上げなど貿易制裁しか施策がなく、今のような状況はしばらく続くだろう。中国にはまだ政策余地があるため一気に世界経済が悪化することはなさそうだが、日本は消費増税延期くらいしか対策はなく、米中頼みの状況に変わりはないだろう。潮目の変化は今月末のG20ということになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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