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【市況】概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、米中対立の激化が警戒される流れ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 97020.50 -0.01%
3日のブラジル市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比9.82ポイント安(-0.01%)の97020.50で取引を終えた。97756.75から96429.88まで下落した。

前半はプラス圏で推移した後は後半は売りに押された。成長予想の下方修正が圧迫材料。ブラジル中央銀行はエコノミスト約100人を対象に実施した週次景気動向調査では、2019年の成長予想が前週の1.23%から1.13%に下方修正された。また、弱い経済指標も指数の足かせに。5月のマークイット製造業購買担当者指数(PMI)は50.2となり、前月の51.5を下回った。一方、景気対策への期待が指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2729.93 +2.42%
3日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比64.60ポイント高(+2.42%)の2729.93で取引を終了した。2649.78から2743.81まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。企業の増配観測が指数をサポート。ガスプロム(GAZP)の配当が大幅に増加されるとの報道を受け、同銘柄に買いが集中した。一方、アルミ大手UCルーサル(RUALR)が売られた。世界景気の減速観測に伴うアルミに対する需要が縮小するとの見通しが嫌気された。また、弱い経済指標も圧迫材料。5月のマークイット製造業購買担当者指数(PMI)は前月の51.8から49.8に低下した。

【インド】SENSEX指数 40267.62 +1.39%
3日のインド株式市場は反発。前日比553.42ポイント高(+1.39%)の40267.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同165.75ポイント高(+1.39%)の12088.55で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。成長鈍化に伴う利下げなど景気対策への期待が高まっていることが指数を押し上げた。予想以上の成長鈍化を受け、インド準備銀行(中央銀行)は次回の金融政策決定会合で利下げに踏み切るとの見方が広がっている。

【中国本土】上海総合指数 2890.08 -0.30%
週明け3日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比8.62ポイント安(-0.30%)安の2890.08ポイントと3日続落した。

米中対立の激化が警戒される流れ。中国政府は2日、米中通商交渉に関する報告書を公表し、「協議中断の全責任は米国側にある」と非難している。これに先立つ5月31日、中国商務部は国内企業の権利を害する外国企業などを対象とした「信頼できない実体リスト」を作成する方針を明らかにした。米中貿易問題を巡っては、中国政府は1日午前0時(現地時間)、米制裁関税に対する報復関税を予定通り発動。トランプ米政権は次の一手として、約3000億米ドル(約33兆円)相当の中国製品に追加関税を課す構えだ。ただ、下値は限定的。証券トップの発言などを手がかりに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。中国証券監督管理委員会の易会満主席は2日、国内の株式市場は歴史的な割安水準にあるとの見解を示した。

《NH》

 提供:フィスコ

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