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【通貨】英ポンド週間見通し:弱含みか、強硬離脱への思惑で売り継続も


■下落、合意なきEU離脱に対する警戒感高まる

先週のポンド・円は下落。英議会は合意なしに欧州連合(EU)から離脱することに断固反対を示しているものの、市場関係者の間では、次期英首相はEUからの離脱について強硬な路線をとる可能性が高いとの見方が広がっており、リスク回避のポンド売りは継続した。取引レンジ:136円64銭-139円65銭。

■弱含みか、強硬離脱への思惑で売り継続も

今週のポンド・円は弱含みか。メイ英首相の後任争いを見極める展開だが、現時点での
有力候補の一人であるジョンソン元外相は強硬派の代表格とみられている。合意なき離脱の方針を変えていないため、ポンド売りは継続する可能性がある。5月製造業PMIが市場予想を下回った場合もポンド売り材料となりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・6月3日:5月マークイット製造業PMI(予想:52.0、4月:53.1)
・6月5日:5月マークイットサービス業PMI(予想:50.6、4月:50.4)

予想レンジ:135円00銭-138円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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