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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:JMCが大幅続落、オンキヨーは大幅反発

理研グリン <日足> 「株探」多機能チャートより

<9992> 理研グリン 465 -29
一時ストップ高。19年10月期第2四半期累計の営業損益を従来予想の1.00億円の黒字から1.45億円の黒字(前年同期実績1.78億円)に上方修正。緑化関連薬剤・資材事業や産業用薬品事業で自社独自品と高利益品目の販売が増加。原価低減策も利益拡大に貢献する見込み。通期予想は据え置いたが、第1四半期(2.23億円の赤字)からの利益の伸びが好感された。株価は後場急落でマイナス転換。


<5704> JMC 1683 -187
大幅に3日続落。21年12月期までの中期経営計画を発表している。同期の目標は、売上高52.00億円以上(18年12月期比で101.4%増)、営業利益7.80億円以上(同136.7%増)、営業利益率15.0%以上(同2.2ポイント上昇)。28日に年初来高値(2050円)を付けてから利益確定売りに押されており、中期経営計画発表で材料出尽くしと見た向きが売りを出したようだ。


<7807> 幸和製作所 1582 -7
買い先行もマイナス転換。主力製品のシルバーカー(Walking Trolleys)が、歩行車とは異なる機能や用途を有する歩行補助具として国際標準規格に認証されたと発表。シルバーカーが福祉用具のカテゴリーの一つとして国際的に認められたことから、海外市場での販売拡大が促進されるとしている。国際標準規格の認証に加え、前日までの続落で値頃感があることも買いを後押ししたようだ。

<4442> バルテス 1890 -
公開価格(660円)の2.76倍となる1820円で初値を付けた。30日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。会社設立は04年4月19日。事業内容はソフトウェアテストを中心としたソフトウェアの品質に関する総合的なサービスの提供。20年3月期の営業損益予想は前期比15.5%増の2.17億円の黒字。主力のソフトウェアテストサービス事業が堅調に推移すると見込む。


<3356> テリロジー 956 +22
大幅に続伸。配当政策の基本方針を策定し、配当性向50%以上を目指すと発表。その他資本剰余金の一部を繰越利益剰余金に振り替え、損失解消処理を実施したことから配当可能な環境が整ったと判断した。基本方針の策定に伴い、20年3月期の年間配当を従来予想の無配から5.00円(前期実績無配)に増額修正した。20日に直近高値(1027円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買い戻しにつながったようだ。


<4588> オンコリス 2204 +36
大幅に3日ぶり反発。米コーネル大学での胃がん・胃食道接合部がんを対象としたテロメライシン(OBP-301)と抗PD-1抗体ペムブロリズマブの併用による医師主導治験に関し、6月3日の米国臨床腫瘍学会で実施計画の内容が発表されるとしている。主要評価項目はテロメライシンとペムブロリズマブを併用した際の奏効率と安全性の検討。実施計画の発表予定公表で新薬に対する期待が高まり、買い意欲を刺激したようだ。


<6628> オンキヨー 47 +5
大幅に反発。中国で奇点汽車ブランドの電気自動車(EV)への車載AI向け音声取得技術の提供などで提携を開始したと発表している。協業を多面的に進め、音に関する技術を活かした販売・利益の拡大を図る。また、バイオマス素材「CNF」を採用した開発振動板をベースに制振性と軽量化に優れ、高剛性化を実現した高音質スピーカー開発に世界で初めて成功した。車載用スピーカーや自社ブランド製品などで商品化を進める。

《DM》

 提供:フィスコ

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