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【経済】トルコリラ円は引き続き軟調推移か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今回はトルコリラについてのレポートをご紹介します。

先週のトルコリラの値動きについて、テクニカルマイスターでは『イスタンブール市長選のやり直しやロシアのミサイル防衛システム「S400」の購入を巡る米国との軋轢に加え、トルコ中銀の外貨準備が減少していることへの懸念もあって、トルコリラは継続的に売られ』、『軟調に推移した』と分析。

トルコは財政赤字が予想以上に深刻とのことで、『トルコ政府当局者によると、同国財務省は中央銀行の法定準備金400億リラ(66億ドル)を政府予算に繰り入れる法案を検討している』と伝えています。

今週のトルコリラ円については、『上値の重い展開が続きそうだ』と考察。その要因として、米国とトルコの関係悪化を挙げており、トルコが除外しないように求めていたにも関わらず、『米政府は16日、「一般特恵関税制度(GSP)の対象からトルコを除外する」と発表し、17日に実施された』とのことで、『トルコのS400購入計画をめぐり、両国の関係が悪化するなか、米国がGSPの対象からトルコを除外したことによって、関係はさらに悪化する可能性がある』と示唆しています。

またトルコは17日、財政強化を狙い、『中央銀行の法定準備金を政府予算に移管する計画を取りやめる一方、各金融機関に顧客が保有する外貨の両替を呼び掛けるよう要請した』と伝えています。

そして、『トルコ政府は、一部の外貨取引にかかる銀行・保険取引税(BSMV)をゼロから0.1%に引き上げた』とのことで、『一般市民によるリラ売りを抑制することが狙い』と分析。続けて、『トルコでは、リラ下支えのため、国営銀行がドル売り・リラ買いを続けているという』と説明しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月20日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

 提供:フィスコ

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