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【市況】米国株見通し:米中通商摩擦の激化懸念が続く

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2866.00(+11.00) (20:15現在)
ナスダック100先物  7560.50(+31.25) (20:15現在)


 20時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は90ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.70ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、16日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。


 前日はトランプ米大統領が輸入自動車に対する関税引き上げを巡る判断を最大6カ月間延期するとの報道が好感された。しかし、その後、米商務省が安全保障上などの懸念から、米企業が政府の許可なく製品をファーウェイに販売するのを禁じる措置を実施すると発表しており、米中摩擦の激化が引き続き警戒される。NY原油先物は、米国の過去最高水準の原油生産量が重しとなり、伸び悩む展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の住宅着工件数と住宅建設許可件数、先週分新規失業保険申請件数。それぞれ前回から改善が予想され、株式市場にはポジティブな材料となる可能性がある。決算発表は、ウォルマート、エヌビディア、アプライド・マテリアルズ、ピンタレストなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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