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【通貨】外為サマリー:一時1ドル109円30銭台に軟化、株安を意識した展開

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円45銭前後と前日午後5時時点に比べ5銭程度のドル安・円高となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円59銭前後と前日に比べて横ばい圏で取引を終えた。同日に発表された米4月小売売上高や米4月鉱工業生産が市場予想を下回ったことを受け109円10銭台に軟化する場面もあったが、複数の米メディアが「トランプ米政権が輸入自動車への追加関税発動に関する判断を先送りする方向で検討中」と報じるとドルが買い戻された。

 ただ、米中通商交渉の行方に依然として不透明感が残っていることから上値は限定的で、東京市場に移ってからはドル売り・円買いがやや優勢の展開。時間外取引でNYダウ先物が軟調地合いとなっているほか、米10年債の利回りが早朝の2.37%台から2.36%台に低下し、日経平均株価が下落するなか、午前9時40分過ぎには一時109円36銭まで押された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1204ドル前後と同0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=122円64銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。



出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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