【市況】16日の株式相場見通し=自動車株に買い先行も全般は手控え姿勢
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比115.97ドル高の2万5648.02ドルと続伸した。中国の経済指標が予想を下回ったほか、この日発表された米4月小売売上高もさえない内容だったことから、NYダウはマイナス圏で取引を開始した。ただ、「トランプ米大統領は輸入自動車に対する関税を最大6カ月延期する見通し」と報じられると貿易摩擦への警戒感が後退し、NYダウはプラス圏に浮上。一時、前日比で190ドル超上昇した。アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力IT関連株が高く、決算内容が好感されアリババ・グループも値を上げた。インテルやアプライド・マテリアルズなど半導体関連株もしっかり。半面、スリーエムやウォルマート、キャタピラーが安い。ナスダック総合株価指数は、同87.653ポイント高の7822.147と続伸した。
日程面では、青森県知事選告示(6月2日投開票)、4月の企業物価指数に注目。海外では、米4月の住宅着工件数、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)