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【材料】<動意株・14日>(前引け)=大陽日酸、太陽誘電、MDV

大陽日酸 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大陽日酸<4091>=急反騰し年初来高値を更新。同社が13日の取引終了後に発表した20年3月期連結業績で、売上高8900億円(前期比20.2%増)、営業利益1020億円(同52.6%増)、純利益570億円(同38.0%増)と大幅増益を見込んでいることが好感されている。国内セパレートガスが、主要関連業界である鉄鋼・化学・輸送機器向け需要が堅調に推移し、売り上げの増加が見込まれることに加えて、19年2月に買収した米のHyCO事業や18年12月に買収した米国プラクスエア社から買収した欧州ガス事業なども寄与する見通しだ。

 太陽誘電<6976>=大幅反発。同社が13日取引終了後に発表した19年3月期決算は営業利益が前の期比74.3%増の352億3700万円と大幅な伸びを示し、20年3月期についても前期比7.8%増の380億円と続伸する見込み。年間配当も19年3月期が前の期比1円増配の21円、20年3月期も1円増配して22円を計画している。更に同日、発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる250万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施することを発表、これも株価の評価材料となった。きょうは全般相場が大きく値を崩しており、前日の米国株市場でアップル株が急落したこともあって、東京市場でも電子部品株全般は売り圧力の強い展開となっている。同社株はそのなかで異彩を放っている。

 メディカル・データ・ビジョン<3902>=ストップ高。同社は13日取引終了後に、19年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業損益が1億200万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は8億6900万円(前年同期比23.5%増)で着地。大規模診療データベースを用いた調査・分析サービスの売り上げなどが好調だった。なお、通期業績予想は売上高42億5000万円(前期比18.8%増)、営業利益5億円(同42.2%増)とする従来計画を据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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