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【材料】グリムス---19年3月期売上高は設立以来14期連続の増収、各利益は4期連続の過去最高益を更新

グリムス <日足> 「株探」多機能チャートより

グリムス<3150>は10日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比35.2%増の121.37億円、営業利益が同37.5%増の14.00億円、経常利益が同31.6%増の14.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.5%増の10.01億円となった。

エネルギーコストソリューション事業の売上高は前期比9.2%増の44.07億円、セグメント利益は同4.7%増の12.80億円となった。コンプレッサー・トランス・業務用エアコンなどの各種省エネ設備の販売や電子ブレーカーのレンタルが好調に推移した。

スマートハウスプロジェクト事業の売上高は前期比1.9%減の34.65億円、セグメント利益は同36.1%増の2.99億円となった。太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の今後の増加を見越した蓄電池の単体販売が増加していることから、販売単価及び売上高は減少、利益率は向上している。

小売電気事業の売上高は前期比207.1%増の42.65億円、セグメント利益は同1,155.5%増の4.56億円となった。エネルギーコストソリューション事業の既存顧客に対する電力の小売を推進し、約80%といった高い成約率をもとに順調に販売を伸ばし、2019年3月末時点の契約電力量は24万kWとなった。また、負荷率が低い顧客基盤が夏場などの季節要因による電力調達価格高騰の影響の低減につながり、安定した収益性を維持することが出来た。

2020年3月期通期の連結通期業績については、売上高が前期比30.4%増の158.30億円、営業利益が同14.2%増の16.00億円、経常利益が同12.8%増の16.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%増の10.71億円を見込んでいる。

《SF》

 提供:フィスコ

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