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【材料】<動意株・13日>(前引け)=豆蔵HD、ディーエヌエー、DLE

豆蔵HD <日足> 「株探」多機能チャートより
 豆蔵ホールディングス<3756>=逆行高。1100円近辺のもみ合いをマドを開けて上放れ、4月18日につけた年初来高値1130円を大幅更新した。企業の旺盛なIT投資需要を追い風に、技術者を派遣してシステム構築を行う情報化コンサルティング事業やRPA分野への展開で業績拡大基調を続けている。前週末10日取引終了後に発表した19年3月期営業利益は前の期比5%増の24億1100万円、続く今期は利益成長が加速、前期比11%増の26億8000万円と2ケタ成長を見込んでいる。ソフトウェアを迅速かつ継続的に提供する「アジャイル開発」が注目されるなか、同社は同分野への積極展開でもマーケットの視線を集めている。

 ディー・エヌ・エー<2432>=急伸。前週末10日取引終了後に発表した19年3月期の営業利益はスマートフォンゲームの落ち込みが響いて前期比51%減の135億1200万円と低調だったが、これについては株価に織り込みが進んでいた。一方、同日に発行済み株式数(自社株を除く)の26.14%にあたる3800万株、500億円を上限とする自社株買いを実施することを発表(買い付け期間は5月13日から20年4月30日まで)、これがインパクトのある買い材料として株価を押し上げている。

 ディー・エル・イー<3686>=ストップ高カイ気配。前週末10日の取引終了後、朝日放送グループホールディングス<9405>と資本・業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、コンテンツ制作会社と放送持ち株会社のそれぞれの強みを生かしたシナジーを生み出し、早期に業績黒字化を目指すことや、DLEグループの財務体質の強化を図ることなどが狙い。また資本提携では、DLEが5月29日払込期日として、朝日放送GHDを割当先とする第三者割当増資で2200万株を発行する予定で、これにより朝日放送GHDはDLE株51.96%を保有するDLEの筆頭株主となる。なお、同時に発表したDLEの第3四半期累計(18年7月~19年3月)連結決算は、売上高36億2900万円(前年同期比9.4%減)、営業利益6200万円(同62.2%減)だった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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